堅苦しさも難しさも一切なし! 「ドラクエタクト」CBT序盤の流れを解説

引用元:Impress Watch
堅苦しさも難しさも一切なし! 「ドラクエタクト」CBT序盤の流れを解説

 「ドラゴンクエスト」のモンスターを指揮して戦うAndroid/iOS用タクティカルRPG「ドラゴンクエストタクト」(ドラクエタクト)のクローズドβテストが3月5日まで開催されている。

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 「ドラクエタクト」の特徴は、なんと言ってもあの「ドラクエ」のタクティカルRPGであること。ゲームシステムや手触りの詳細は先行体験レポートに記載しているが、あらゆる「ドラクエ」モンスターを一手一手動かしながら、敵の布陣を攻略していく感覚は本作ならではのものとなっている。

 いよいよCBTがスタートし、順調に行けば正式サービス開始も間もなくと思われるが、そこで本稿ではCBTでプレイできた本作の序盤の流れを追っていきたい。また、プレイで入手できたモンスターたちとその特徴も合わせて述べていくことで、本作の雰囲気を少しでも味わっていただきたいと思う。

【『ドラゴンクエストタクト』ティザームービー】■細かい編成は後でいい! 導入は親切でやさしい設計に

 タクティカルRPGというと考えることが多そうなイメージがあるかもしれないが、本作の場合は特に事前知識は必要ない。

 最初はスライムナイト1体を指揮して戦うところからスタートし、ドラキー、ベビーパンサーと徐々に仲間が増えていく。スライムナイトは近接型、ドラキーは魔法を使える遠距離タイプ、ベビーパンサーは移動範囲が広いとそれぞれ特徴があり、ひとまず触っているだけでルールなどはすぐ覚えられるだろう。

 また戦略に深みを出す各種要素が最初はオープンされていないのもわかりやすい。ゲームが進むと「そうび」でステータスの底上げをしたり、「とくぎ」の獲得、強化ができるようになるが、まずはモンスターの基礎能力で戦っていくことになる。

 ステージをクリアすると新たな仲間が加わることもあるし、色々と実践の中で試すことでモンスターそれぞれの使い心地がわかるようになっている。細かく見ていくとメラ系、ギラ系、ヒャド系などの属性に対する相性があったり、毒や眠りといった状態異常への耐性有無があったりするのだが、これから繰り出す攻撃が「超弱点」か「半減」かはひと目でわかるようになっている。

 つまり、最初から頭でっかちに知識を詰め込まなくても、だんだんとプレイのコツが掴めるようになっている。その上で、敵の強さが厳しくなってくる段階に合わせて「そうび」や「とくぎ」を強化する要素がオープンされていく。敵との相性を考えてチームを編成するのは、とにかく後回しでいい。戦略が物を言うゲームであるのは確かだが、身構えずに入れるのはじつに「ドラクエ」らしいアレンジだと思う。

 気軽にプレイをはじめて、ある程度慣れたらガチャ要素の「スカウト」も利用できるし、各種オープンした要素と合わせてモンスターの強化に務めてもいいだろう。入手したモンスターによって、回復役をしっかり置いたり、魔法タイプで固めて遠距離から場を支配したり、移動範囲重視でガンガン攻撃したりとチーム編成は色々考えられる。

 ちなみにストーリーは、なぜかモンスターを操れるようになる不思議な「タクト」を手に入れたプレーヤーが、その謎を明らかにするためにピンク色のモーモン「モナン」たちと冒険を進めるというもの。途中ではカンダタ、ゴーレム、キングスライムなどがボスとして立ちはだかる。どのモンスターも動きがとにかくかわいくできており、質のいい“キャラゲー”として見ても十分に楽しい作りとなっている。

 CBTをプレイしていてさらに気になったのは、唯一アンロックされていない「闘技場」という要素。CBT時点ではマルチ要素がないが、第一印象ではこの「闘技場」がそれに当たりそうである。闘技場は今後のアップデートで解放されるとのことだが、どのようなコンテンツになるのかそちらも楽しみにしたい。

■「ドラクエ」モンスターが大量に登場!

 さて、本作では様々なモンスターが登場するが、もう少し具体的に見ていきたい。「ドラクエ」のナンバリングシリーズだけでなく、「ドラゴンクエストモンスターズ」などの派生作品からも参加している。

 仲間はステージクリア、スカウトによってどんどん増えていく。さきほど書いたとおり、属性や特性、覚えているとくぎ、移動範囲などがモンスターによってそれぞれ違う。ランクの高低によって全体的なステータスは変化するが、チームの特徴に低ランクキャラクターがすっぽりハマる場合もあるので一概にランクが高ければいいというわけでもない。

 中でも個人的に重視したいのは、移動範囲。2マスだけ動けるか、4マス分も動けるかで全体的な戦略がまったく変わる。いかに強くても敵に攻撃が届かなければ意味がないので、移動範囲は新たなモンスターが手に入り次第チェックするようにしている。今後、本作をプレイする際の参考になれば幸いだ。

 最後に、今回のCBTで筆者が手に入れたモンスターのスクリーンショットをお送りしたい。実際の画面では彼らがヌルヌルと動いてくれて、見ているだけでも癒やされる感覚がある。あえてどんなステータスかはお伝えしないので、想像力を膨らませていただければと思う。

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※画面はすべて開発中のものです。 GAME Watch,安田俊亮