引用元:スポニチアネックス
未来の宝塚スターを育てる宝塚音楽学校で2日、第106期生卒業式が行われ39人がタカラジェンヌとして第一歩を踏み出した。
新型コロナウイルス感染症の影響で出席者を「例年の3~4割程度」(学校関係者)に限定。保護者は卒業生1人につき2人までの出席に絞り、来賓も減らし報道陣へもテレビカメラの小型化など縮小を呼びかけた。生徒以外はマスク着用、出入り口にアルコール消毒を設置し、例年行っている予科生から卒業生へのブーケ贈答セレモニーも中止した。
そんな厳戒態勢での卒業式だったが、首席の平野花奈さんは「卒業式を無事に終えられてうれしい気持ちでいっぱいです。例年行われているセレモニーなども、このたびは中止になり残念な気持ちはありますが、一刻も早くコロナウイルスの収束を願っております」。身長1メートル71で、憧れは雪組の男役スター彩風咲奈(あやかぜ・さきな)。「ダンスが好きなので、ダイナミックに舞台上のどこにいても輝いていられるような舞台人になりたいです」と目を輝かせた。
106期生は4月24日、兵庫・宝塚大劇場で開幕する月組公演「WELCOME TO TAKARAZUKA/ピガール狂騒曲」(6月1日まで)で初舞台を踏む。