スカパラ・川上つよし、伝統の一戦クラシコの見どころ語る “レジェンド”フィーゴの解説に期待

引用元:オリコン
スカパラ・川上つよし、伝統の一戦クラシコの見どころ語る “レジェンド”フィーゴの解説に期待

 現地時間3月1日(日本時間2日早朝)に行われる、スペインサッカー ラ・リーガのライバルチームによる“伝統の一戦クラシコ”「レアル・マドリードvsバルセロナ」(第26節)。全世界で約6億5千人が視聴する試合を、日本で生中継するWOWOWでは、なんと、スタジオ解説/副音声解説を元ポルトガル代表の“レジェンド”ルイス・フィーゴが務める。

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 「現地解説ではなく、来日してWOWOWのスタジオでフィーゴがクラシコを観るというのがすごい。贅沢ですよね」と大興奮なのは、東京スカパラダイスオーケストラのベーシスト・川上つよし(53)だ。今回のクラシコの見どころを聞いた。

 ちなみに、WOWOWスペインサッカー2019-20シーズンイメージソングは、川上が作曲し、東京スカパラダイスオーケストラが演奏する「iDale Dale! ~ダレ・ダレ!~feat.チバユウスケ」。関連番組『リーガダイジェスト!クラシコ拡大版』への出演歴もある。

 フィーゴは、2009年に現役引退するまで、スペイン、イタリア各国の強豪チームで活躍し、1990年・2000年代のポルトガル代表チームの黄金世代の一翼を担った選手。バルセロナとレアル・マドリードの双方でプレーした選手の一人でもあり、2000年にバルサからレアルに移籍した直後のクラシコでは、バルササポーターから大ブーイングを浴び、子豚の頭を投げつけられるなどの騒動も起こった。

 川上は「バルサでもレアルでも活躍し、結果を残した人。彼にしかわからない、いろんなことがあると思う。7万人の観客のブーイングを一身に浴びるって。それに耐えてきた精神力もすごい。クラシコにはいろんな思いがあると思うので、そういう話も聞きたいですよね。日本のファンにも現地の雰囲気を教えていただきたい」と、伝統の一戦に期待を膨らませる。

 今回のクラシコはレアルのホーム、エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウで行われる。マドリードでもバルセロナでもライブをした経験があるという川上は、「ライブのお客さんも、どちらも熱狂的でした。真冬でも上半身裸(笑)。サッカーの応援みたい」。そんな彼らが、その何倍も熱狂するのがクラシコだ。

 「バルセロナを訪れて驚いたのは、休日にカタルーニャの国旗を掲げたり、レストランのメニューはスペイン語とカタルーニャ語の併記だったり、といった民族意識の強さ。クラシコは単なるリーグ戦の1試合ではないんですよね。ライバル心むき出し、意地と意地のぶつかり合いですよ。サポーターの圧力もすごい。逆にホームのほうが選手はプレッシャーになるかもしれないですね。ホームで恥はかけないですから。しかも今回は、リーグ1位がバルサで、同2位がレアルで、優勝を争っている。たぶん総力戦になると思う」と、見どころを語った。

 FC東京のサポーターとしても知られる川上だが、FC横浜のカズこと三浦知良選手と同い年ということもあって、Jリーグ誕生前夜からサッカーを応援してきた。ベストプレーヤーに挙げたのは、フィーゴとともに活躍したポルトガルト代表の黄金世代の一人で、イタリアのフィオレンティーナやACミランなどで活躍したルイ・コスタ。取材中、「中田英寿もそうだったけど、姿勢が良くて、視野が広く、長短のパス繰り出す感じがかっこよかった」と懐かしむひと幕も。フィーゴの来日(現役引退後初)に興奮していたのもうなずける。

 なお、ラ・リーガ第26節「レアル・マドリードvsバルセロナ」は日本時間3月2日午前4時35分からWOWOWライブで生中継。ルイス・フィーゴが緊急生出演する『WOWOW欧州サッカースペシャル~ユーロ2020&クラシコ』(3月1日 後4:00※無料放送)も放送される。