松竹新喜劇新春公演に渋谷天外「アドリブ返しが楽しみ」

引用元:スポーツ報知

 松竹新喜劇の「初笑い 松竹新喜劇 新春お年玉公演」(来年1月1~8日、京都南座)のPR会見が7日、大阪市内で開かれ、渋谷天外(64)、藤山扇治郎(32)、久本雅美(61)が抱負を語った。

 家族の絆にほろりと泣ける人情喜劇「一姫二太郎三かぼちゃ」と、城下町で起こるドタバタ喜劇「駕籠や捕物帳」の2作品を上演。「駕籠や―」で領主の殿様を演じる天外は「久本さんと(曽我廼家)寛太郎さん相手にアドリブを返していくかが楽しみ。笑わされるかも」とニヤリ。女性初となる後ろ向きのお蝶役に久本も「殿様と庶民の言葉遊びが軽妙で面白い。言葉が通じないんです。殿をどう転がしていくかが楽しみです。この先、女性がやることがあったら、胸を張って初代ですって言います」と、やる気を見せた。

 扇治郎は「一姫―」で3年ぶりに三男・三郎を演じる。「昔けいこでカステラを食べるシーンで発泡スチロールを食べたほど緊張しました」と、懐かしい失敗話を披露。元宝塚星組トップスターの女優・北翔海莉と結婚して1年あまりが経過する中、「家族って集まらない。結婚したら親に心配かけまいとしますし」と話し出すと、天外から「子供は?」と突っ込まれ「子供はポロッと。でもできたら大変ですからね。ニワトリ育てるのと違いますから」と笑わせた。

 来年は故・藤山寛美さんの没後30周年。天外は「芝居の先生は藤山学校。先生ここまできましたよと言える芝居を作り続けていきたい」と語った。

報知新聞社