片平里菜がブルーハーツをカバー!「ロックな人が大好きなんです」

引用元:TOKYO FM+
片平里菜がブルーハーツをカバー!「ロックな人が大好きなんです」

小籔千豊がMCをつとめ、“ライブ音楽とビールが生み出すゆたかなひととき”をテーマに、あなたのすぐそばで素敵なアーティストたちが生ライブで生きた音楽を届けるTOKYO FMの番組「KIRIN BEER“Good Luck”LIVE」。2月22日(土)の放送には、シンガーソングライターの片平里菜さんが登場しました。

片平さんは2013年にデビューしたシンガーソングライター。等身大の内面を綴った歌詞をみずみずしい歌声で聴かせる楽曲が持ち味で、同世代の女性を中心に共感を集めています。1月15日(水)には約2年ぶり4枚目のオリジナルアルバム『一年中』をリリースしています。

小籔がアルバム『一年中』について尋ねると、片平さんは「今回は初めてのコンセプトアルバムになっていて、一年中、春夏秋冬の季節に自分の気持ちを重ね合わせて作っていった作品になっています」と語っていました。

まずは片平さん一人の弾き語りで、『一年中』に収録の「一日中」からスタート。静かなアコースティックギターのプレイとともに、彼女の澄んだ歌声が響きわたっていきます。2曲目「冬の魔法」からギター、ベース、ドラムスの3人のメンバーが加わったバンド編成となり、骨太なギターロックと彼女ののびやかな歌声を聴かせます。次の「ラズベリータルト」も含めて、冒頭3曲はニューアルバムの収録曲をたたみかけていきます。

続く「baby」はギターリフで引っ張っていくアッパーなロックナンバーで、ライブでは定番の人気曲。そこから間髪入れず、ドラムスのビートに乗せて片平さんが「『“Good Luck”LIVE』は2回目なんですけど、今回は前回よりもアッパーにお届けしたいなと思っています!」と語り、「Hey boy!」を透きとおった声でエモーショナルに歌います。 片平里菜がブルーハーツをカバー!「ロックな人が大好きなんです」 エモーショナルなヴォーカルで場内を沸かせた片平里菜さん 後半に入ると、「次は1曲だけカバーをやりたいと思います。ロックな人が大好きなんですけど、ロックの大先輩といえばブルーハーツ。そんな先輩の“空の歌”を歌います」と前置きして、ブルーハーツのカバー「青空」を披露。弾き語りスタイルにギターだけが絡んでいくシンプルな演奏で歌い、混じりっけのないピュアな歌声がブルーハーツの曲に見事にハマっています。

ここからはラストスパートで、疾走感あふれる「晴天の兆し」、それに女子の気持ちをストレートに歌った代表曲「女の子は泣かない」と、アッパーな曲を連発。そしてニューアルバムについて「自分がいい方向に変わるために作ったアルバムです。迷いながら、悩みながら、進んでいったんですけど、そのままアルバムにしました」と語り、東北の被災地で出会った人たちにもらった言葉を歌にしたという「オレンジ」を最後にプレイ。胸を揺さぶるバラード曲を歌い上げて、ライブは終了しました。

終了後、小籔は「1年でどんなところが変わったんですか」と尋ねると、「思いついたことはなんでもやってみるようにしていました。髪の毛もおへそくらいまで長かったんですけど、急に切りたくなって、ベリーベリーショートにしたり」と語っていました。最新曲を中心に、彼女のリアルなロックが伝わってくるライブとなりました。

Set List
1. 一日中
2. 冬の魔法
3. ラズベリータルト
4. baby
5. Hey boy!
6. 青空
7. 晴天の兆し
8. 女の子は泣かない
9. オレンジ

(TOKYO FM「KIRIN BEER“Good Luck”LIVE」2020年2月22日(土)放送より)