ボリューム満点!ラグビーの街 『出没!アド街ック天国~府中市 分倍河原~』

引用元:夕刊フジ

 ■『出没!アド街ック天国~府中市 分倍河原~』(テレビ東京系、29日午後9時)

 おなじみの「地域密着型情報バラエティー」だ。1995年の放送開始から首都圏を中心にさまざまなエリアを紹介してきたが、今回の「分倍河原」は初登場という。

 さて「分倍河原」。関西出身の筆者にとっては何と読むのか、というところから始まる。「ぶばいがわら」と読む。ただ歴史好きの人なら室町時代後期に、鎌倉公方足利成氏と関東管領上杉氏が争った戦いなどで名が知られているそうだ。

 しかし京王線とJR南武線が乗り入れているわりに、25年になる番組で初登場ということは、関東出身の人にとってもあまりなじみがないということか。そんなエリアだが、あの名曲の舞台だというから驚いた。

 松任谷由実の『中央フリーウェイ』。中央道を西へと走る車から見える景色を歌っているが、その一節。「右に見える競馬場、左はビール工場」のビール工場があるのが分倍河原なのだ。

 関西人でも知っているあの歌。中央道を走ったとき、競馬場とビール工場が見えたときは、何だかうれしかったが、そのとき高速の下がどのエリアかなんて考えていなかった。

 なかなか奥深そうなエリアだが、ここに来て番組で取り上げることになったのは、昨年のラグビーW杯効果なのだろう。何といっても、ラグビートップチームの強豪「東芝」「サントリー」がこの街を拠点にしているというのは注目だ。

 番組ではラグビー選手御用達のお店を取り上げる。「レストラン ハッスル」では一皿2000キロカロリーもある「ハッスル丼」を紹介。やはり体が資本のラクビー選手らしいボリューム満点のメニューだ。さらに「ラガー丼」も考案したとか。どんな丼かは見てのお楽しみだ。

 駅前の居酒屋「扇屋」は東芝ラグビー部もよく出没するというから、ファンは注目だ。(F)