テイラー・スウィフト、自ら監督した「The Man」MVで男性優位の社会へ問題提起

引用元:Billboard JAPAN
テイラー・スウィフト、自ら監督した「The Man」MVで男性優位の社会へ問題提起

 テイラー・スウィフトが、自身が監督した最新シングル「The Man」のミュージック・ビデオを公開した。

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 「The Man」は、“もし自分が男だったら”という視点で書かれている曲で、男性優位の社会へのテイラー流のメッセージが込められている。

 ミュージック・ビデオでは、男性が行った場合と女性が行った場合の受け取られ方が異なる行為が映し出される。部下に横柄な態度をとる男性、大きく足を開いて電車の席に座る男性、立ちションする男性、ちょっと子供の世話をするだけで称賛される男性、テニスの試合でラケット壊し、異議をとなえる男性など。いずれも女性が行った場合には全く別の受け取られ方をする行為を提示して、男性が優位な社会への問題提起を行っている。

 最後のシーンでは、実際の撮影等でありがちな男性監督と女性演技者のやりとりをテイラーが女性監督を演じることで、逆の立場になった場合の違和感も表している。

男性:「最後のシーンは、あんな感じでよかったかな?」
女性(テイラー):「とても良かったわ。次はもっとセクシーにできるかな? もっとみんなに好かれる感じで」
男性:「OK。わかりました」
女性(テイラー):「ローレン(女性)、あなたは素晴らしいわ。驚くほどに」

 そして、最後にはその男性をテイラー自身が特殊メイクを施して演じていたことが明かされる。

 「The Man」は、昨年リリースされた米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”1位獲得の最新アルバム『Lover』からの最新シングルで、この『Lover』を携えたツアーは6月のヨーロッパ公演からスタートする。