中村倫也、一人7役を巧みに演じる 『水曜日が消えた』場面写真が解禁

引用元:オリコン
中村倫也、一人7役を巧みに演じる 『水曜日が消えた』場面写真が解禁

 俳優の中村倫也が“一人7役”に挑戦する映画『水曜日が消えた』(5月15日公開)の場面写真が27日、解禁された。

【写真】曜日ごとに入れ替わる中村倫也…『水曜日が消えた』場面カット

 同作は、一人の人間の内側で、曜日ごとに入れ替わって暮らしている7人の“僕”が主人公。ほかの“曜日”とは、直接会うことはできず、日記を通してのみ間接的に互いを知っている。そのうちの最も地味でつまらない一人、通称“火曜日”の視点を通して描かれていく世界の物語。メガホンを取ったのは次の時代を担う気鋭の映像クリエイター100人を選出するプロジェクト「映像作家100人2019」に選ばれるなど注目を集める吉野耕平監督。

 解禁された場面写真では、中村演じる“火曜日の僕”と、彼を取り巻く登場人物たちの一コマが切り取られている。一ノ瀬(石橋菜津美)と体育座りで佇んだり、瑞野(深川麻衣)と図書館のカウンターで何かを見つめたり、高橋(休日課長)と一緒にコントラバスを弾く姿からは普通の青年としての“僕”の日常が垣間見えるが、安藤(きたろう)と新木(中島歩)の前で線に沿って真っ直ぐに歩こうとする姿は何かの検査をうけているようであり、“僕”に“何かが”起こっていることを明示している。穏やかな表情の写真から一変し、携帯を見つめ驚いたり、紙が舞い散る中であ然としている様子は“火曜日の僕”が否応なしに何かに巻き込まれていく様が明らかとなる。