新型コロナで注目を集めたシミュレーションゲーム『Plague Inc. – 伝染病株式会社』が中国で販売中止に

引用元:IGN JAPAN
新型コロナで注目を集めたシミュレーションゲーム『Plague Inc. - 伝染病株式会社』が中国で販売中止に

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)発生後、伝染病をテーマにしたシミュレーションゲーム『Plague Inc. – 伝染病株式会社』の人気が中国で急上昇していたが、、中国政府の指示により同ゲームの販売が中止になったという。
デベロッパーである Ndemicのウェブサイトに掲載された声明で、広報担当者が次のように綴っている。「中国を拠点とするプレイヤーに悲報を伝えなければなりません。『Plague Inc. – 伝染病株式会社』には、‟中国のサイバースペース管理局により決定された、中国では違法のコンテンツが含まれている”と伝えられ、中国のApp Storeで販売中止になりました。この状況は完全にどうすることもできません」
中国で発生したコロナウィルスの大流行後にゲームが成功したことを受け、この処置が執られたのかどうかは不明だ。Ndemicは、その理由について中国のサイバースペース管理局に連絡を取ることで、決定を覆すよう働きかけると述べていた。

「Plague Inc.」画像・動画ギャラリー

これまでにNdemicは、コロナウイルスの拡散に関する情報を、『Plague Inc. – 伝染病株式会社』に頼らないよう、プレイヤーに向けて声明を出していた。だがデベロッパーは、同ゲームが米国疾病対策センターに公に認められているとして、教育的な価値があると宣伝していた。中国以外では同ゲームの状況は何も変わらないが、それでも不可解だ。
中国ではビデオゲームに対する制限が顕著で、2000年~2015年までビデオゲーム機およびアーケードマシンの生産・輸入および販売が禁止され、昨年は政府が午後10時以降に子どもがゲームをすることを他の規定と共に法的に禁止した。 Joe Skrebels