東野幸治が佐久間Pとトークショー、芸人裏話をスマホで綴り「親指が踊り出す」

東野幸治が佐久間Pとトークショー、芸人裏話をスマホで綴り「親指が踊り出す」

東野幸治のエッセイ集「この素晴らしき世界」(新潮社)の刊行を記念したトークショー&サイン会が本日2月27日、東京・八重洲ブックセンター本店で開催され、テレビ東京プロデューサーの佐久間宣行氏がゲスト出演。2人は書籍を購入した約100名の来場客を前に30分にわたってトークを展開した。

【写真】東野幸治(メディアギャラリー他6件)

本日刊行された「この素晴らしき世界」は「週刊新潮」での東野の約2年間にわたる連載をまとめたもので、吉本興業に所属する芸人たちのさまざまな裏話が綴られている。この本に登場した各芸人が自ら東野に送った「最近こんなことしてます」という近況や、極楽とんぼ加藤に関する単行本用の書き下ろし、キングコング西野による“東野幸治論”も収録されており、読み応え十分。トークショーを前に先週、佐久間氏がパーソナリティを務めるラジオ特番「佐久間宣行の東京ドリームエンターテインメント」(ニッポン放送)にゲスト出演した東野は、「今、乗りに乗ってる佐久間さん。(トークショーの)ゲスト出演をお願いしたら、返す刀でラジオのゲストに呼ばれた(笑)。“行って来い”です」と持ちつ持たれつの関係を明かした。

トークショーはお笑い談義に終始し、東野が綴ったリットン調査団、中山功太、トミーズ健といった芸人たちのエピソードの中から印象的なものを佐久間氏が挙げると、それに東野が補足情報を付け加えて客席の笑いを次々と誘っていく。東野と佐久間氏、共によく知るコンビ・ダイノジの話でも大盛り上がり。「この素晴らしき世界」でダイノジ大谷のエピソードを書いた東野は「大地はみんなに愛されている。ああいう人がもっとフィーチャーされてほしい。でも書き手としては大谷のほうが書きたくなる。ペンが走る、というか、親指が踊り出すというか(笑)」とスマホでの執筆を表現した。ちなみに本当はスマホではなくパソコンを使いたかったとのことだ。

「東野幸治は、どういう仕事をしていけばいいんですか? どうなればいい?」と自身の芸人としての今後を東野が問いかけた場面では、佐久間氏が「ラジオに近くて、好き勝手言える番組を“変な時間”にやってほしい」と一案を提示する。これを聴いた東野は待ってましたとばかりに「俺、YouTube始めたんですよ」と、先日スタートした「東野幸治の幻ラジオ」のことを紹介し始めた。この会場に「幻ラジオ」と書かれた自作のTシャツを着て登壇するほどの熱の入れようで、家のリビングで1人でしているというラジオの録り方も実演してみせる東野。熱を帯びたトークの終盤、「書いてくれてるんでしょう? 僕の企画書!」と番組への起用を直談判すると、佐久間氏は「全然通らないんですよ!(笑)」と嘆いていた。

■ 「この素晴らしき世界」登場芸人
西川きよし / 坂田利夫 / 品川庄司・品川 / ほんこん / メッセンジャー黒田 / ダイノジ大谷 / 天津・木村 / 桂三度 / 大西ライオン / なかやまきんに君 / 藤井隆 / 南海キャンディーズ山里 / ココリコ遠藤 / 次長課長・井上 / ピース綾部 / 若井おさむ / NON STYLE石田 / キングコング西野 / リットン調査団 / 陣内智則 / カラテカ入江 / 平成ノブシコブシ吉村 / 中山功太 / トミーズ健 / 大木こだま / 矢野勝也 / ガンバレルーヤよしこ / 三浦マイルド / 宮川大助・花子 / 極楽とんぼ加藤