「翔んで埼玉」「キングダム」「新聞記者」…日本アカデミー賞授賞式迫る!

引用元:TOKYO FM+
「翔んで埼玉」「キングダム」「新聞記者」…日本アカデミー賞授賞式迫る!

高橋みなみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「高橋みなみの『これから、何する?』」。毎週木曜日は、文筆家の古谷経衡さんとお届け。2月27日(木)の放送では、日本映画の魅力をお伝えしました。

3月6日(金)に「第43回日本アカデミー賞」授賞式がおこなわれることから、この日は邦画を特集。現在、優秀賞作品は「キングダム」「新聞記者」「翔んで埼玉」「閉鎖病棟-それぞれの朝-」「蜜蜂と遠雷」の5作品です。

古谷さんのイチ押しは「新聞記者」。理由は「映画としての完成度がむちゃくちゃ高い」から。「群を抜いている。観たときに衝撃を受けた」と絶賛します。

また韓国映画「パラサイト 半地下の家族」が第92回アカデミー賞でアジア映画初の作品賞を受賞したことを受けて、今後もし日本映画が作品賞を受賞するなら監督は誰か、という話題に。古谷さんは「ファンとして勝手にですが、あるとしたら是枝裕和監督では」と予想し「とはいえ河瀬直美監督など誰が受賞してもおかしくない状況。非常にポテンシャルが高まっている」と捕捉しました。

最近では日本映画への理解が世間でも深まり、自治体がロケ地を無料で貸し出すケースも増えているそう。映画「カメラを止めるな!」の撮影地となった浄水場も茨城県が貸し出しました。「以前より映画を撮りやすい環境が生まれている。そうした流れがなければ『カメ止め』はできなかったかも」と古谷さん。「いい流れができている。日本映画は旬だと思う」と話しました。

この日はリスナーから「一番好きな映画」を募集。「鉄道員(ぽっぽや)」や「紙の月」「運命じゃない人」から「サマーウォーズ」「君の名は。」などのアニメ映画までたくさんのメッセージが届きました。

さらにこの日は2時間丸ごと、日本映画の主題歌・テーマ曲をオンエア。まさに邦画尽くしの放送でした。たかみなは「映画と音楽ってやっぱり親和性が高いですね」とあらためて感じ入った様子でした。

(TOKYO FM「高橋みなみの『これから、何する?』」2020年2月27日(木)放送より)