忍び寄るカットラインの恐怖 U-NEXT Pirates、マーク振り切り混戦抜けるか/麻雀・Mリーグ

引用元:AbemaTIMES
忍び寄るカットラインの恐怖 U-NEXT Pirates、マーク振り切り混戦抜けるか/麻雀・Mリーグ

 Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2019」、2月27日1回戦に出場する4選手を発表した。注目は、上位6チームまでのセミファイナル進出争いの真っ只中にいるU-NEXT Piratesの石橋伸洋(最高位戦)。忍び寄るカットラインの恐怖に打ち勝てるか。

【中継映像】沢崎・松本・魚谷・石橋の顔合わせ

 本日出場の4チームは、レギュラーシーズン残り8試合。その中で、一番しびれる状況にいるのがU-NEXT Piratesだ。一時は大きく引き離したと思った7位赤坂ドリブンズの差は71.6。1日どころか1試合の結果でひっくり返るところまで詰められた。この日対戦する上位3チームからすれば、U-NEXT Piratesにラスを押し付け、身の安全をはかるのが最善策。実質、1対3という場面が訪れる可能性もあるだけに、ここで石橋がトップを取れるようであれば、単なる1勝以上に大きな価値がある。

 前回、エース多井隆晴(RMU)の2連勝により、危険域を離脱した渋谷ABEMAS。リーグ6位以内のキープはもちろんながら、今後の戦いにおいて、ずっと頼り切りというわけにもいかない。チーム最年少・松本吉弘(協会)も、試合に向けて「チームの力になりたい」と決意を見せている。トップはもちろんだが、連対でプラスを積み重ねるだけでも非常に意味がある。

 息苦しいセミファイナル進出争いを、高みから見下ろす余裕があるのは、リーグ1位のセガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟)と、2位のKONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大(連盟)。特にセガサミーフェニックスは、100ポイント級のマイナスが2、3回あったとて、びくともしないリードを築いている。女性選手トップの魚谷は、126.5差の個人首位も可能性十分。前原もセミファイナルへと続く上位争いに向けて、今のうちからセガサミーフェニックスに一撃食らわせておきたい試合だ。

【2月27日1回戦】

KONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大(連盟) 個人10位 +112.6
渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会) 個人27位 ▲240.9
セガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟) 個人3位 +281.7
U-NEXT Pirates・石橋伸洋(最高位戦) 個人20位 ▲98.1

【2月25日終了時点での成績】

1位 セガサミーフェニックス +422.4(82/90)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +152.2(82/90)
3位 TEAM雷電 +59.0(84/90)
4位 渋谷ABEMAS +42.7(82/90)
5位 KADOKAWAサクラナイツ +6.6(84/90)
6位 U-NEXT Pirates ▲78.0(82/90)
7位 赤坂ドリブンズ ▲149.6(84/90)
8位 EX風林火山 ▲475.3(84/90)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。