【漫画】確定申告の無料相談会で悲惨な目に…悪質な税理士に、怒りが噴出!

引用元:マグミクス
【漫画】確定申告の無料相談会で悲惨な目に…悪質な税理士に、怒りが噴出!

 初めての確定申告で不安だった漫画家のみつやさん(@mituya_rin)は、「税理士無料相談会」に行きました。しかし、担当の税理士が妙に馴れ馴れしく、大変な目にあった上、確定申告の方法が何一つわからないまま帰宅することに。あまりに不快に思ったみつやさんは、苦情の電話を入れ、税務署に乗り込みます。果たして無事に確定申告を終えることができたのでしょうか……?

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 みつやさん自身の体験を描いたマンガ『確定申告が怖すぎて税理士相談会に行ったら悲惨なことになった話』がTwitterで公開されると、大きな反響がありました。

 作品について、作者のみつやさんにお話を聞きました。

ーーみつやさんの漫画家としてのデビューのきっかけを教えて下さい。

 もともとゲームやアニメが大好きで、家庭用ゲームやアーケードゲーム、遊技機関連のデザイナーをしていました。しかし、制作に関わっていくなかで、それらはどうしても「皆で作り上げるもの」であり、世間的には「私の作品」ではないのだなと思い知る局面が度々ありました。

 ならば自分の作品も持っていたいなと思い、「マンガ」を描こうと思いました。デザインの仕事ももちろん好きなのでそれもしつつ、私だから描けるようなものを考えていたところ、「遊技機の現場はイメージや機密性の高さもあるのか、クリエイターがゲームほど関心を持たないから、良い人材を確保しにくい」といった話を聞きました。

 どちらも経験してきた私としては、どちらも変わらず面白く、共に良い所があると思っているので、そんな楽しい現場と愉快な仲間たちを伝えられたら、「自分も作ってみたい」と思う人も増えるし、ユーザーが読んでも楽しいのでは?と思いました。そこで、「そうだ、制作現場のマンガを描こう」と今の連載先にオファーして、デビューになりました。

ーー『確定申告が怖すぎて税理士相談会に行ったら悲惨なことになった話』についてお伺いします。このエピソードをマンガで公開するのは勇気のいることだったと思いますが、描いているときはどんなお気持ちでしたか?

 この話は2019年に行った確定申告の話で、当時はもうこの一件で疲労感がすごくて、「少し英気を養ってから、いつかこの反撃をしよう」と思っていたんです。そして今の時期なら、確定申告がわからなくて困っている人も救えるかもしれない、と先刻思い立って描き始めました。

 描いていると当時のつらい気持ちや、追い込まれて泣きそうだったあの日の感情がよみがえってきましたね。初めて会った税理士さんに、「へぇー○○ちゃんっていうんだ~」と、お店の女の子に言うような雰囲気で、下の名前でいきなり呼ばれた時の困惑と、それでも教えてもらわなくては困るので強く出ることができない、あの葛藤はたぶん忘れないと思います。あのあたりは描いていて筆が進みました(笑)。

ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

 何事にも賛否あるものなので、いろんな読み取り方があるのは当然だと思います。私の経験は極めて特例かもしれず、このマンガによって、頑張っているまじめな税理士さんのイメージを悪くしてしまうのは本望ではなかったので、その点は気にしていました。

 そのなかで特に印象に残ったのは、本職の税理士さんたちが、「同業者が申し訳ないです。皆がこうではないんです……。頑張ってください!」とよく励ましてくれたことです。日々頑張って悩める皆を救っている税理士さんには本当に敬意を表します。あとは、同じような体験をしたという人もちらほらいて、この反撃に良い効果があればいいな、と。そのあたりが印象に残っていますね。

ーー今年も確定申告の時期ですが、今のお気持ちや、これから確定申告をされる方へのメッセージがあれば、教えて下さい。

 そうですね、特に初めての場合は、イメージのなかでできるかなと思っていても、思わぬところで壁にぶつかることがあるので、対応ができるように早めに行動した方がよいと思いました。あと、今年はインターネットだけで完了できるe-Taxに挑戦してみたんですが、とてもおススメです! 【漫画】確定申告の無料相談会で悲惨な目に…悪質な税理士に、怒りが噴出! Twitterで連載中の『最愛の猫との17年間』(みつやさん提供) ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?

 いろいろまたマンガを描いて載せたり、日々の落書き絵を載せたり……。本業レベルのものはたまに告知宣伝でしか載せませんが、フォロワーがゆるく楽しめるようなものを展開していければと思います。

 あとは、今は亡き愛猫との日々(『最愛の猫との17年間』)もたまに描いているので、猫好きな人は気が向いたら見てもらえるとうれしいです。 マグミクス編集部