スクウェア・エニックス、当分の間は次世代機専用ゲームの発売を行わないと明かす

引用元:IGN JAPAN
スクウェア・エニックス、当分の間は次世代機専用ゲームの発売を行わないと明かす

スクウェア・エニックスが、現在開発中のゲームは現世代機と次世代機の両方で展開する予定であり、次世代機専用ゲームの開発とリリースは「当分の間行わない」と明かした。
「ファイナルファンタジー」シリーズの開発で知られ、『Marvel’s Avengers』をパブリッシュする予定であるスクウェア・エニックスは、決算説明会で行った質疑応答でこの発表を行った。
代表取締役社長の松田洋祐は「次世代機の家庭用ゲーム機は下位互換性があるため、当面は新作を現世代機と次世代機の双方に展開する予定である。従って、次世代機向け専用タイトルを発売するのはしばらく先になる」と述べた。

「ファイナルファンタジーVII リメイク」画像・動画ギャラリー

興味深いのは、後方互換に言及したことだ。Xbox Series XとPS5はどちらも後方互換性があるため、現在、スクウェア・エニックスは現世代機向けのゲームのみ開発しているのかもしれない。資料からははっきりとわからないため、スクウェア・エニックスに説明を求めたが、ノーコメントとのことだった。
プレイヤーが現世代機向けのゲームを買うと、追加料金なしで次世代機版にアクセスできるというマイクロソフトの新しい「Smart Delivery」システムも(すでにCD Projekt Redの『サイバーパンク2077』などが採用)、1つの選択肢だろう。しかし、Smart Deliveryシステムはサードパーティーのパブリッシャーのオプトインであるため、パブリッシャーが無料で複数のバージョンを展開することを望まない場合もある。
いずれにせよ、現世代機向けのリリースを続けることは当然のことだろう。特に、PS4が史上4番目に売り上げの多いコンソールになったことを考えると、次世代機専用ゲームをリリースすると、買い手の数がはるかに少なくなる。 Joe Skrebels