ルーカスフィルム、『ファントム・メナス』よりも200年前の時代を掘り下げるプロジェクト「Star Wars: The High Republic」を発表

引用元:IGN JAPAN
ルーカスフィルム、『ファントム・メナス』よりも200年前の時代を掘り下げるプロジェクト「Star Wars: The High Republic」を発表

これまで「Project Luminous」という名称で知られていた「スター・ウォーズ」の新たなプロジェクトが、「Star Wars: The High Republic(原題)」として正式発表された。同プロジェクトでは、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』よりも200年前の“ハイ・リパブリック”時代を掘り下げる小説、ヤングアダルト小説、児童書、コミックをリリースしていく。
「Star Wars: The High Republic」は2020年8月のスター・ウォーズ セレブレーションと共に開始し、同プロジェクトでリリースされる小説やコミックは、お互いに繋がった物語を描く。「これまでの映画作品や現在制作中のドラマシリーズとは交差しないため、クリエイターとパートナーにはオリジナルキャラクターで『スター・ウォーズ』の新しい冒険を描く自由が与えられる」とのこと。
下の動画で「Star Wars: The High Republic」の発表トレーラーをチェックしよう。

「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」画像・動画ギャラリー

複数年にわたるプロジェクトとなり、「中心となるヒーローのグループが、徐々に拡大していく」とのこと。プロジェクトの第1弾は『Light of the Jedi(原題)』と呼ばれる。
ハイ・リパブリックの時代、ジェダイは円卓の騎士のような存在で、宇宙を荒らすヴァイキングと対抗している。ハイ・リパブリックはユニークなビジュアルスタイルを持っており、それはジェダイの服装にも反映されている。さらに、いくつかのライトセーバーは、クロスガードや長い柄などが、アーサー王のエクスカリバーを想起させる。

ルーカスフィルムのパブロ・ヒダルゴの説明によると、この時代は共和国の権力が銀河の全域まで届いていないため、様々な脅威や緊張が生まれているという。雰囲気としては開拓時代を想起させ、ジェダイは安全な共和国を離れ、法執行官として辺境の銀河を探索する。

これらのストーリーは、クラウディア・グレイ、ジャスティナ・アイルランド、ダニエル・ホセ・オールダー、キャバン・スコット、チャールズ・ソウルを含むライター陣によって執筆される。ルーカスフィルムはこれらのライターと、その他のスタッフをルーカスフィルム本社のスカイウォーカーランチに招き、新しいコンセプトを練り、彼らがずっと描きたかった物語を作る機会を与えたという。
ルーカスフィルムで出版のクリエイティブ・ディレクターを務めるMichael Siglainは次のように話している。「『Star Wars: The High Republic』では、我々がずっと見たかったジェダイの姿――平和と正義の使者としてのジェダイが描かれます。希望にあふれる時代で、ジェダイと銀河共和国は全盛期を迎えています。しかし、この輝かしい時代でも、邪悪なものが忍び寄ってきます。この新たなプロジェクトで、老若男女の読者は豊かで意義のあるストーリーを通して、銀河の新しい場所へと連れていかれます。さらに、読者はジェダイが恐れるものが何か知ることになるでしょう」
第1弾は、チャールズ・ソウルによる『Light of the Jedi』で、2020年8月25日に米国でリリースされる。続いて、ジャスティナ・アイルランドの『A Test of Courage(原題)』が9月8日、クラウディア・グレイの『Into the Dark(原題)』が10月13日にリリースされる。
これらのストーリーはジェダイだけでなく、密輸業者、賞金稼ぎにも焦点を当てるという。 Adam Bankhurst