米国の映画鑑賞者の46%が「劇場に行く回数を減らす、または行くのをやめている」ことが明らかに

引用元:IGN JAPAN
米国の映画鑑賞者の46%が「劇場に行く回数を減らす、または行くのをやめている」ことが明らかに

新たな調査では、対象となったアメリカ人の約半数が劇場に行く回数を減らし、代わりに家庭でストリーミングサービスを視聴していることが明らかになった。
米調査会社Piplsayは、5万人のアメリカ人を対象としてエンタメ業界の新たなトレンドを探った。結果として、46%の映画鑑賞者が劇場で過ごす時間を「減らした」か、劇場に行くのを「完全にやめていた」ことがわかった。また、同じグループの40%が、少なくとも1日2時間ストリーミングサービスを視聴していることが明らかになった。

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劇場に行く人の数が減ったのは、ストリーミングサービスの方が便利だからだと思うかもしれないが、Piplsayの調査によると、それだけが理由ではないという。「35%のアメリカ人は映画館の高価なチケットを買うよりも、自分の都合の良いときにストリーミングで映画を視聴することを好んでいるようだ」と同社は報告している。
アメリカにおける映画館のチケット代は、少しずつ値上がりしている。統計サイトStatistaによると、2001年の平均チケット代は5.6ドルだったが、2018年には9.11ドルに上昇。最近では10ドルかかる場合も少なくない。さらにドリンク代やポップコーン代を加えれば、10ドル~20ドルだ。
劇場は以前ほど多くの鑑賞者を期待できないかもしれないが、劇場で映画を見たい層は一定数存在する。去年『アベンジャーズ/エンドゲーム』が『アバター』の記録を破り、27億9000万ドルという歴代最高の興行収入記録を樹立したことは記憶に新しい。

また、今年は『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が10億ドルを記録している。劇場の未来がどうなるかはわからないが、今のところは順調なようだ。 Andrew Smith