ディズニーCEOのボブ・アイガーが辞任

引用元:IGN JAPAN
ディズニーCEOのボブ・アイガーが辞任

2005年からウォルト・ディズニー・カンパニーのCEOを務め、マーベルやルーカスフィルムといった大きな買収を監修したボブ・アイガーが辞任したことが明らかとなった。 アイガーの後任は、ディズニー・パークス・エクスペリエンス・プロダクツの元会長ボブ・チャペクが務めるという。
もともとアイガーは2018年夏に退職する予定だったが、取締役会は2019年までアイガーの契約を延長し、アイガーは21世紀フォックスの買収とDisney+のローンチを監修した。 さらにアイガーの契約は2021年まで延長されたが、本日報じられたニュースにより、アイガーはCEOとして任期を完了しないとのこと。
今日発表されたプレスリリースで、ウォルト・ディズニー・カンパニーの取締役会は、本日よりチャペクがCEOの役割を務めることを発表。アイガーは、2021年12月31日まで会長としてディズニーに残る。

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アイガーは声明で、「ディズニーの配信サービスの立ち上げと21世紀FOXの合併が順調に進行している今、新しいCEOに移行する最適な時期だと思いました。私はボブに大きな自信を持っており、私が引き続きディズニーのクリエイティブな試みに集中する一方で、彼がこの新たな役割を引き継いでディズニーの多面的なグローバル・ビジネスと運営を深く掘り下げ、今後22カ月にわたり彼と密接に協力していくことを楽しみにしています」と述べていた。
ディズニーに入社して30年近くになるチャペクは、2015年からウォルト・ディズニー・パークス・アンド・リゾートの会長を務め、2018年にパークス・エクスペリエンス・プロダクツで部長に就任。チャペクは上海ディズニー・リゾートの開設を監修し、ディズニー・クルーズ・ラインの艦隊を倍増させてスター・ウォーズ:ギャラクシー・エッジも監修した。

2005年からディズニーのCEOを務めたアイガーは、彼の任期中に企業の大きな成長を確実にした。アイガーは2006年にピクサーを74億ドルで買収し、2009年にはマーベルを40億ドルで、2012年にはルーカスフィルムを40億6000万ドルで、また2019年には21世紀フォックスを713億ドルで買収し、そのすべてを監修した。
またアイガーは、Disney+と名付けられた消費者向け配信サービスをローンチし、ディズニーは同サービスをディズニー作品をまとめて鑑賞できるサービスとして使用する予定だ。その他にはHuluの支配権を獲得し、以前はフォックスだった20世紀スタジオをはじめとする他の企業のコンテンツを配信する計画だ。
電話会議で、アイガーは会長としてディズニーのクリエイティブな取り組みの一部を引き継ぎ監修しながら、スムーズにCEOの座から移行することを保証すると発表していた。 Matt Kim