ハーヴェイ・ワインスタインに有罪評決「#MeToo」運動の勝利

ハーヴェイ・ワインスタインに有罪評決「#MeToo」運動の勝利

[ニューヨーク 24日 ロイター] – 米ニューヨークの裁判所の陪審は24日、女性2人に対する性的暴行などの罪に問われたハリウッドの大物映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン被告(67)に有罪評決を下した。

【画像】歩行器を使って最高裁を出るワインスタイン被告

 被告は手錠をはめられ、刑務所の医療施設に収監された。多くの女性が性被害を告発する「#MeToo」運動の勝利となった。 量刑は来月11日に言い渡される。性的暴行罪で最大25年、第3級強姦罪で最大4年の禁固刑を言い渡される可能性がある。 陪審団は男性7人・女性5人で構成。最高で終身刑が言い渡される最も重い罪については、無罪評決を出した。 被告は映画『イングリッシュ・ペイシェント』『恋におちたシェイクスピア』などを手掛けたが、80人以上の女性からセクハラや性的暴行を告発されていた。被告は疑惑を否定し、すべての性的行為は同意があったと主張していた。画像:(2020年 ロイター/Jane Rosenberg)