窪田正孝、10年ぶりの三池崇史監督とのタッグに「鋭利な物が丸くなっていた」

引用元:スポーツ報知
窪田正孝、10年ぶりの三池崇史監督とのタッグに「鋭利な物が丸くなっていた」

 俳優の窪田正孝(31)、三池崇史監督(59)が25日、東京・外国特派員協会で映画「初恋」(28日公開、三池崇史監督)の試写会と会見を行った。

 今作は、昨年5月に第72回カンヌ国際映画祭の監督週間に選出された。主演する窪田は、負けるはずのない相手との試合でKO負けを喫し、人生の歯車を狂わせられるプロボクサーを演じた。初のカンヌを経験した窪田は「汗水垂らして作った作品が、カンヌ国際映画祭やマカオ国際映画祭に行った。三池監督に連れてきてもらった感覚。一役者として、この作品に関われたことに感謝です」と話した。

 窪田の主演ドラマ「ケータイ捜査官7」(08年)以来となる三池監督とのタッグとなる今作。10年の月日を振り返って「当時はひたすらに芝居していた。10年越しに三池さんと会って、サングラスもやわらかくなって、鋭利な物が丸くなっていた。それが10年の変化かな」と笑顔。その上で「三池監督にしかない、現場の魅力がある。ワクワクする環境を経験して三池さんの尊さも感じた」と恩師との思い出を語った。

 これに三池監督は「もう10年たったかと。止まる間もなく一瞬だった。時間は怖いです。鏡を見れば僕は10年経過していて、窪田君は出世したなと。神様は冷たいと思った」と自虐しながら笑わせた。 報知新聞社