テレ朝副会長、34年ぶり復活「金曜午後8時」のプロレス中継は「ファンにとって、非常に懐かしい時間だから」

引用元:スポーツ報知
テレ朝副会長、34年ぶり復活「金曜午後8時」のプロレス中継は「ファンにとって、非常に懐かしい時間だから」

 テレビ朝日の亀山慶二社長(61)の定例会見が25日、東京・六本木の同局で行われた。

 4月からBS朝日で毎週金曜午後8時から「ワールドプロレスリングリターンズ」が放送されることになったことについて、総合ビジネス担当の武田徹副会長は「ご期待いただければと思います」と自信を見せた。

 同番組はゴールデン帯(午後7時~10時)の金曜8時から8時54分まで毎週1時間の放送。近々の大会でのメインイベントなどビッグマッチの放送を長尺で流す形となる。同局は前身のNET時代の1969年にプロレス中継を開始。2013年4月には放送40周年を祝った老舗だ。70年代にはアントニオ猪木(76)、80年代には初代タイガーマスク(佐山聡=62)というドル箱スターを擁し、視聴率20%超えが当たり前。実況アナウンサーから古舘伊知郎氏(65)というスターまで生み出した。

 しかし、87年3月に生中継を終了。93年4月からは毎週土曜深夜2時からの30分間録画ダイジェスト放送の「ワールドプロレスリング」に落ち着いていた。BS放送とはいえ、今回のゴールデン帯でのプロレス放送復活は34年ぶりとなる。

 今回の復活について、武田副会長は「金曜8時というのはプロレスファンにとって、非常に懐かしい時間だと思います。編成的にそこには考慮されたと思う」と話した。

 今年1月4、5日に史上初めて東京ドームで2日間連続開催され、両日合計で7万71人の観客を動員した「WRESTLE KINGDOM14 in 東京ドーム」を2日連続で午前2時からオンエアした同局だが、地上波放送の平均視聴率は4日1・6%、5日1・1%と、やや寂しいものだった。この点について、武田副会長は「プロレスの放送は非常にコアなファンにご覧いただくもの。1%台で低いと切り捨てるのは、ちょっと違うと思います。あの時間帯での1%台を取れたのは大きいと思います」とした。(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区) 報知新聞社