三代目JSB10周年、今市が登坂が先陣!90分ずつ分けてソロで

三代目JSB10周年、今市が登坂が先陣!90分ずつ分けてソロで

 三代目 J SOUL BROTHERSのボーカル、今市隆二(33)と登坂広臣(32)が24日、京セラドーム大阪で合同ソロツアーのドーム公演最終日を迎えた。三代目JSBの10周年プロジェクトの先陣を切るツアーで、それぞれソロでドームに立つのは初。“合体”せずそれぞれのステージで魅せた2人は「僕らのライブを体感した上で三代目を見てほしい」と意欲。4月に控えるグループのドームツアーに弾みをつけた。

 三代目JSBの音楽を彩るボーカル2人が、同じ舞台に立ちながら個々の世界観で魅了した。

 「1人で見るドームの景色を心に刻んで、一生の思い出にしたい」

 会場を埋め尽くす3万8000人の前に、最初に登場したのは登坂だ。最新アルバム「Who Are You?」の表題曲で幕を開けると、物語を重視したステージを展開。初めて1人で体感する景色に胸を震わせた。

 続いてステージに上がった今市は同「ZONE OF GOLD」の表題曲を披露。上半身裸になったり、バイクでアリーナを走るなど大人の色気が漂う演出で魅せた。

 合同ツアーはグループの10周年プロジェクトで実現。1時間半ずつ分けてソロライブを展開する“一度で二度楽しめる”ツアーで、ドーム公演は3都市9公演で25・7万人を動員。4月に追加されたさいたまスーパーアリーナ公演で完走する。

 2010年のオーディションに合格し、グループを支えてきた2人。登坂は17年、今市は18年にソロデビュー。ともにアリーナツアーを開催しているが、単独ドーム公演は初となる。登坂が「10年後に1人でドームに立っていることを想像できなかった」とデビュー当時を振り返れば、今市も「夢が実現してうれしい」と感慨深げだった。

 合同ツアーで2人の共演はなし。鑑賞したEXILEのリーダー、HIRO(50)やメンバーから「2人で歌うところを見たかった」と言われた登坂は「僕らのエゴ。性格も音楽性も違うそれぞれの世界観を体感してほしかった」とこだわりを吐露。普段は並んでいて見ることのできない互いのライブを鑑賞し、今市は「客観的に自分と照らし合わせて見られることはなかったので、いい経験になった」と刺激を受けていた。

 4月11日から三代目JSBのドームツアーが開幕。登坂は「ファンの方々も『2人のステージを見たい』という“フラストレーション”がたまっていると思うので、爆発してほしい」と笑顔。今市も「ベストライブツアーになる」と断言した。