吉沢亮、撮影で気づかれず苦笑 存在感ない役柄に共感「ほぼ役作りしていない」

引用元:オリコン
吉沢亮、撮影で気づかれず苦笑 存在感ない役柄に共感「ほぼ役作りしていない」

 俳優の吉沢亮が24日、都内で行われた映画『一度死んでみた』(3月20日公開)完成披露ミサに登壇した。存在感ゼロのゴースト社員を演じた吉沢は「前髪をすっごい伸ばして目をなるべく隠したり姿勢を悪くしたり…」とイケメンオーラを封印すべく奮闘。一方で「内面的にいうとほぼ役作りしていない。僕自身めちゃくちゃ根暗なので…」と役柄に共感し「基本気づかれない。いるのに『すいません、吉沢さん待ちです』みたいな空気が流れる時がたまにある」と苦笑しながら明かした。
 
 同作は、『2日だけ死んじゃう薬』を飲んだため仮死状態となった計(堤真一)がライバル会社の陰謀によって火葬されそうになるの阻止すべく、女子大生で娘の七瀬(広瀬すず)と、父の部下・松岡(吉沢)が立ち上がるというハートフルストーリー。

 タイトルにちなみ、一生に一度やってみたいことを聞かれた広瀬は「リリー(フランキー)さんとラジオをやりたい」と共演のリリーに向けラブコール。リリーは「そんなこと言ったら大人たちが本当に動き出すから」といいつつ、まんざらでもなさそう。そんなリリーは「共演は多いんですけど僕と広瀬さんの役が近所の変なおじさんとか、よくてお父さん、だから一度共演して1回、すずに壁ドンとかしてみたい」と妄想全開。広瀬は「ラジオでその“ドン”をきかせましょう」と応じていた。

 劇中ではデスメタルバンドのボーカルとしてピンクの髪を振り乱し、反抗期の女の子を熱演した広瀬。そんな広瀬に「一度死んでくれ」と罵られる役柄を演じた堤は「娘がいるんですけど、いずれ言われるだろうな…と。いちいち怒らない、傷つかない、そういうもんだ!成長したらそうなるんだ、それでいいんなだって今から言い聞かせるという」とシミュレーションはばっちり。

 今回、初共演となった広瀬だが「はじめ怖かった。革のジャケットも妙にぴったりで…広瀬さんは普段こういう方なのかなと」とあまりのハマりぶりにビビってしまった堤に、広瀬は「なかなか堤さんと距離がつかめないと思ったのがそこだったのかと」と納得したように笑みを浮かべていた。

 このほか小澤征悦、嶋田久作、木村多江、松田翔太、浜崎慎治監督が参加した。