社会人「初めて」の不安に応えるマンガ3選。引っ越し、転職、確定申告、どうやるの?

引用元:マグミクス
社会人「初めて」の不安に応えるマンガ3選。引っ越し、転職、確定申告、どうやるの?

 社会に出ると、人生を変える大きな決断をする場面が何度も訪れます。自分はこの職場にいていいのか。副業で得た収入は、どうやって税金を収めればいいのか。新天地に引っ越したいけど、何を基準にエリアや部屋を見つければいいのか。

【画像】物件探しの季節、不動産営業の裏側を描くマンガ(5枚)

 いずれも明快な答えがない上に、ほとんど自分ひとりで考えないといけません。今回ピックアップしたマンガは、わかりやすさやユーモアで考え方の指針をくれるものばかりです。困った時の1冊として、ぜひ読んでみて下さい。

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●転職で自分を見つめ直す! 『エンゼルバンク ドラゴン桜外伝』

 総務省統計局が行う「労働力調査」によると、2019年の転職者数は351万人。同年の日本の雇用者数(事業主や団体、官公庁に雇われて給料を得ている人数の、2019年平均)が5660万人なので、16人に1人は何らかの形で転職していることになります。働き方が多様化している今、若い世代には転職が当たり前な時代になっています。

 三田紀房先生による『エンゼルバンク』は、『ドラゴン桜』でおなじみの井野先生が、転職エージェントに就職するという急展開で始まります。転職者ではなく転職支援者から見た転職市場は、とにかくシビアで現実的。「転職ってあまり夢がないのかも」と思う一方で、「自分は働く上で、何を大切にしていきたいんだろう」と考えるきっかけも与えてくれます。

 登場人物はあいかわらず、癖のあるキャラクターばかり。苦労人(?)井野先生のことを、つい応援したくなるストーリーも必見です。 社会人「初めて」の不安に応えるマンガ3選。引っ越し、転職、確定申告、どうやるの? 『漫画家と税金~確定申告やってみた ー基本編ー』(小学館) ●作者とともにイチから学ぶ。『漫画家と税金~確定申告やってみた ー基本編ー』

 転職だけでなく、フリーランスとして働く人や副業でお金を稼ぐ人も増えています。そんな人に毎年2月~3月にかけてやってくるのが、魔のイベント・確定申告です。会社員としてではなく、事業主として稼いだお金を自分で申告し、税金を納めなくてはいけません。
 
 確定申告は、とにかく覚えることが多い! 白色と青色の区別、経費にしていい出費とダメな出費。控除を受けるために必要な書類などなど……。確定申告の締め切りを前に、「もういや!」と投げ出しかけることが、何回あったことでしょう(遠い目)。

 一色美穂先生による『漫画家と税金』は名前の通り、ひとりの漫画家が確定申告に必要な準備を、イチから学んいくストーリー構成です。基礎情報から実践的なテクニックを順序立てて勉強できるので、「何から準備すればいいかわからない」という人も安心です。