好楽の弟子スウェーデン人落語家・三遊亭じゅうべえが二つ目昇進

 日本テレビ「笑点」(日曜後5・30)のメンバー、三遊亭好楽(73)の弟子でスウェーデン人落語家、三遊亭じゅうべえ(34)が8月1日に二つ目に昇進することが23日、分かった。

 2008年9月に落語家、桂文枝(76)門下に入門したカナダ人の落語家、桂三輝(49)以来、2人目の外国人落語家として話題になった逸材は、2016年7月に好楽門下に入門。4年の修行が実り、「もちろん、うれしいです」と流ちょうな日本語で喜びをあふれさせた。

 好楽の10番目の弟子だったことからじゅうべえと命名。両親はスウェーデン人で、子供の頃に人気アニメ「ナルト」などを見て日本に興味がわいた。欧州の名門、ストックホルム大で本格的に日本について学び、交換留学生として中央大へ進学。そこで落語研究会に入り、噺家を志した。

 現在は「つる」「たらちね」など約30演目を習得し、「真打ちになったら『芝浜』や『浜野矩随』の人情噺もやりたい」と江戸落語初の外国人真打ちを目指し、さらなる精進を誓った。