佐藤浩市、『Ｆｕｋｕｓｈｉｍａ５０』は「いろいろなことを感じてもらえる映画」

　俳優、佐藤浩市（５９）が２３日、東京・新宿ピカデリーで行われた主演映画「Ｆｕｋｕｓｈｉｍａ５０」（若松節朗監督、３月６日公開）のＰＲイベントに、東京電力女子サッカー部に在籍していたタレント、丸山桂里奈（３６）と登壇した。

　東日本大震災による福島第１原発事故で、非常事態に陥った原子炉の制御に立ち向かった５０人の物語。伊崎利夫当直長役の佐藤は「映画を見られた方が１０人いれば、十人十色。いろいろなことを感じてもらえる映画」とあいさつ。俳優、渡辺謙（６０）演じる第１原発所長で１３年に死去した吉田昌郎さんの部下だった丸山は「当時は所長付きでお茶を配っていた。『おいしいね』と言ってもらった。涙が止まらなくなった」としのんだ。

　会津学鳳高美術部の生徒たちが描いた黒板アートも披露され、桜の絵を見た丸山は「ここでよく吉田さんとお花見をした」とほほえんでいた。