村上春樹「ビバップ」の創始者・ディジー・ガレスピー ライブの記憶を振り返る

引用元:TOKYO FM+
村上春樹「ビバップ」の創始者・ディジー・ガレスピー ライブの記憶を振り返る

作家・村上春樹さんがディスクジョッキーをつとめるTOKYO FMの特別番組「村上RADIO」。2月16日(日)の放送は、2月23日(日・祝)19時から放送される「村上RADIO~ジャズが苦手な人のためのジャズ・ヴォーカル特集」の“予習編”をオンエア。本記事では、後半3曲と“今日の最後の言葉”についてお話しされた概要を紹介します。古今東西のさまざまなジャズを聴いてきた村上春樹さんによる、これまでにない“ジャズ入門編”「村上RADIO~ジャズが苦手な人のためのジャズ・ヴォーカル特集」。ジャズが苦手な人でも、楽しく聴けるような村上流の入門企画を、2月16日(日)、23日(日・祝)の2週にわたってお送りします。古今東西のさまざまなジャズを聴いてきた村上春樹さんによる、これまでにない“ジャズ入門編”「村上RADIO~ジャズが苦手な人のためのジャズ・ヴォーカル特集」。ジャズが苦手な人でも、楽しく聴けるような村上流の入門企画を、2月16日(日)、23日(日・祝)の2週にわたってお送りします。

◆Diane Hubka「Lovers in New York」(Henry Mancini「Lovers in New York」)

映画「ティファニーで朝食を」のテーマ音楽というと、もちろん「ムーン・リバー」が有名なんだけど、このもう1つのテーマも素敵な音楽です。耳にする機会は少ないですけど、僕はこの曲、昔から好きでした。聴いていると、映画のシーンが頭にすっと浮かんできます。
オリジナル・サウンドトラック盤では、タイトルは「Breakfast at Tiffany’s」とクレジットされていますが、このダイアン・ハブカのアルバムでは「Lovers in New York(ニューヨークの恋人たち)」というタイトルに変えられています。もともとは歌詞のない曲だったんだけど、歌詞をつけるときにタイトルも変えたんですね。
ハブカさんの、映画音楽だけを集めたこのアルバムは、2005年に録音されました。選曲もなかなか面白く、ロバート・アルトマンが監督した映画「ロング・グッドバイ」のテーマなんていう渋いものも入っていて、通にも楽しめる出来になっています。それでは、ダイアン・ハブカが歌う「Lovers in New York」を。