『ダンジョン飯』に影響を受けた、ユルふわ4コマ系RPG『勇者の飯』が日本でも配信決定!

引用元:IGN JAPAN
『ダンジョン飯』に影響を受けた、ユルふわ4コマ系RPG『勇者の飯』が日本でも配信決定!

韓国のTeam Tapasは自身が開発する『勇者の飯』を日本でも配信するとアナウンスした。配信予定時期は2020年3月下旬で、価格形態は基本無料だ。プラットフォームはiOS/Androidで、「予約トップ10」にてすでに事前登録がスタートしている。
本作はIGN JAPANでも2018年に紹介していたゲームで、そのときのタイトル名は『勇者食堂』になっていた。しかし、似たようなタイトルのゲームがすでにあったことから、最近になってタイトルは『勇者の飯』に変更された。タイトルはTwitterで行われた投票によって決まり、サブタイトルは「乙女たちよ料理で王国を救え!」になったとのこと。

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『勇者の飯』は漫画『ダンジョン飯』から影響を受けた、料理がテーマのシングルプレイRPG。本作を一言で表すと、「まんがタイムきらら」のような絵柄で『ダンジョン飯』するユルふわ4コマ系RPGである。『ダンジョン飯』はRPGっぽいファンタジーの世界でモンスターを調理して食べるような作品だ。『勇者の飯』にも料理と食事の場面が非常に多く登場する。

「萌え4コマ」のような絵柄とユルいノリのキャラクター、『ダンジョン飯』のような料理トークもいいが、本作はゲーム内容も食材集めや食堂の運営など魅力たっぷりの内容になっている。なお、開発元のTeam Tapasはモバイルゲーム『漂流少女』で知られている。『漂流少女』は水没した世界でひたすら釣りをするサバイバルなRPGであった。

絵で癒され、話の展開でも癒される! この統一感はまさに極上の料理
IGN JAPANでは本作の開発中バージョンをいただけたので、ここからは実際のプレイ感想をお届けしよう。
本作のメインキャラクターはちょっと真面目な騎士団長のアイランと、ちょっと不真面目な弓使いのココヴァンの二人組だ。彼女たちは腹ペコの状態で旅をしているなか、無口な料理人の「店長」と出会う。世界には異変が起きているようだが、店長に食材を持っていき料理してもらうのがよくある展開になる。

「料理で王国を救う」という目的こそあるものの、彼女たちはなんとなく旅をして、なんとなく食事をし、なんとなく人と出会って仲間になる感じでストーリーが進んでいく。絵柄のみならず、ストーリー1話1話のテンポの良さや展開も4コマ漫画のようだ。
これがなんとも心地よく、筆者はソーシャルゲームのストーリーはスキップしてあとから読むことが多いのだが、本作ではゲームプレイをしながら自然に読み進めることができた。1話1話が短いうえ、難しい話は一切ないので連続して読む必要もない。展開、キャラクター、料理の絵、1話の短さなど、なにからなにまでユルくて癒される。作風が統一されており、本作はまさに極上の料理と言える。

ゲームプレイもユルユルでなにも考えずにできる
本作のゲームプレイはスタミナを消費してストーリーを読み、そして敵とバトルする一般的なソーシャルゲームのスタイルに近い作りになっている。バトル画面は『プリンセスコネクト!Re:Dive』のようなソーシャルゲームに近い作りで、半自動でバトルが進行し、プレイヤーが任意のタイミングでスキルを発動させられる。
ほかのソーシャルゲームとの違いとしては、『勇者の飯』ではターゲットする敵の選択とキャラクターの移動ができるようになっている。タワーディフェンスに近い作りと言えるかもしれない。これらの要素はボス戦でギミックとして機能しており、「すこし考える」必要がある。だが、難しいことはほとんどない。レベルを上げれば、序盤はスキルの発動だけでも問題はないユルさが魅力だ。

ソーシャルゲームだと、キャラクターをガチャで集めるのが面倒だという人もいるだろう 。 キャラクターに関しては、いわゆる「配布キャラ」のみの仕様である 。 ストーリーを進めれば、自然に増えていくということだ 。 キャラクター総数こそ少ないものの、彼女たちは全員ちゃんとストーリーに関わってくる 。 捨てキャラもいるように思えないので、自然に彼女たちを好きになっていけるはずだ 。 キャラクター育成に関しても、料理がテーマになっているところがある 。 クエストによって集めた素材を店長に調理してもらい、料理を売ることで稼いだお金でキャラクターを育成していく 。