キムタクも中居にエール「お互いに前に進もう」、森且行は「会見出ようか?」

 タレント、中居正広(47)がジャニーズ事務所からの独立を発表して一夜明けた22日、SMAP時代に苦楽を共にした俳優で歌手、木村拓哉(47)がエールを送った。「お互いに前に進もう」。短い言葉に思いの丈を込めた。中居は同日、テレビ朝日系「中居正広のニュースな会」(土曜正午)に出演。元SMAPでオートレーサーの森且行(46)からメールが来たことや、前社長のジャニー喜多川さんに退所の意思を伝えていなかったことを明かした。

 30年近くSMAP時代を共にし、“戦友”だったキムタクが、かつてのリーダー、中居に思いを届けた。

 「それぞれが決めたこれからの人生、お互いに前に進もう」

 わずか25文字。ジャニーズJr.時代から一緒に過ごしてきた同学年の2人だからこそ、シンプルな言葉で十分だった。

 木村と中居は1988年に稲垣吾郎(46)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(43)らとSMAPを結成。年長の木村と中居がメンバーを引っ張り国民的グループへと成長を遂げたが、2016年末に解散した。

 稲垣、草なぎ、香取は17年9月にジャニーズ事務所を退所。中居は退所した3人と木村の“架け橋”となるべく事務所に残ったが、今月21日に3月末での退所を発表した。

 稲垣、草なぎ、香取は21日、連名で「一緒に頑張ってきた中居くんの新しいスタートにエールを送りたいと思います」とコメントを発表。翌22日に木村がコメントを発表したことで、SMAP時代の同僚がそろって中居の背中を押す形となった。

 今もファンの間でSMAP再結成の待望論は根強い。中居は21日の会見で「1から99%。100%ないとは言えない」と否定せず。22日にはMCを務めるテレビ朝日系「中居正広のニュースな会」で、SMAP時代について「5人でずっと山を登り、みんな志が一緒だった」と強い絆で結ばれていたと明かした。

 また、グループ結成時のメンバーで1996年にオートレーサーへ転身した森にもメールで退所を報告し、21日の会見中に「記者会見、出ようか?」と返信があったことを告白。中居を中心にメンバー6人の名前がネット上などにあがり“勢ぞろい”したことに、ファンはSNSで、「SMAPの6人は最高のメンバー」などと歓喜した。

 中居は同番組で恩師のジャニーさんへの思いも吐露。初めて事務所に退所の意思を伝えたのは昨年5、6月頃だが、「その2、3週(間後)ぐらいに(ジャニーさんが)倒れ、ストレスをかけたくなかった」と病床で報告できなかったことを気にかけていた。