自転車声優・野島裕史オススメ!「サイクリング補給食ベスト3」

引用元:TOKYO FM+
自転車声優・野島裕史オススメ!「サイクリング補給食ベスト3」

声優・野島裕史が、自転車をテーマにお届けしているTOKYO FMの番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」。2月16日(日)の放送では、「サイクリングのおともにオススメ! ライド補給食ベスト3」を紹介しました。

野島:今回のテーマは「野島裕史的・補給食ベスト3」。ロードバイクでサイクリングをしていると、意外とカロリーを消費します。ダイエットをしている方にとっては良いのですが、そうではない方は、空腹に陥るので、補給食は必ずゲットしていただきたい。

(摂取カロリーは)体重や平均速度によってかなり変化するのですが、ゆっくり走っても、1時間あたり200~300キロカロリー。しっかり走ると800~1000キロカロリーを消費してしまいます。それくらいハイペースにカロリーを消費すると、いくら「ダイエット!」と言っている人でも、数時間ごとに補給食を口にしなければ、ハンガーノックという状態に陥ってしまいます。

ハンガーノックというのは、脳から“お腹が空いたよ”という信号が出る前に、エネルギーが完全に切れてしまうこと。車で言えばガス欠状態。僕自身もなったことがありますし、自転車から降りて座り込んでしまう人を目の前で見たことがあります。歩くのも辛くなるくらいガス欠状態になってしまう。有酸素運動を続ける人は起こりやすいです。ハンガーノックになると、最悪、気を失うというリスクもあるので、自転車で長時間走るとき、補給食は必須アイテムです。

理想的な補給食は、カロリーがしっかりあって、速やかにエネルギー変換される消化のいい物。となると結局、各メーカーから発売されているゼリー状のエネルギー補給食品になります。トレーニングやレース時は、これを摂っていただくのがいいのですが、仲間と一緒に休日に楽しく行くライドみたいなときは、ちょっと味気ない。ということで今回は、「野島裕史的・補給食」を紹介したいと思います。

自転車に乗りながら食べるものではなく、“自転車から降りて小休止しながら、ちょっと景色でも楽しみながらいただこうかな”というものを前提にしています。それでは、3位から発表します……!

◆第3位:あんこ系和菓子
大福、どら焼き、羊羹などですね。カロリーが高くて溶ける心配もない。実際、「スポーツ羊羹」というアスリート向けの補給食が市販されているほど、羊羹の素材・あんこは、効果的にカロリーを摂取できます。あんこの和菓子を、休憩中にみんなで「おいしいね」とか言いながら食べるの、楽しそうでしょう。なので、あんこ系和菓子をオススメしたいと思います!

◆第2位:菓子パン
アスリート用の補給食ゼリーがない時代のプロロードレーサーは、補給食にジャムパンを食べていました。当時のプロロードレーサーが食べていたのは、ジャムがたっぷり入った、“ジャムを食べるためのパン”。ジャムは糖分、パンは炭水化物なので、エネルギー補給に向いているんです。もちろん、ジャム以外のピーナッツバターやクリームなどのペーストを挟んでも◎ みんなで菓子パンを味わう風景は、休みの日にピッタリじゃないかと思います。

◆第1位:おにぎり
やっぱりというか、結局というか、おにぎりですね。一番おいしいし、癒されます。日本人だからかな? 結局おにぎりになってしまいます。即エネルギーになる糖分の摂取としては若干足りなく、実用的には和菓子や菓子パンに劣るのですが、みんなでライドして、休憩時間におにぎりを食べるって楽しいじゃないですか。「君のおにぎりには、なにが入っているの?」と。「交換しようよ!」と会話も弾みます!

梅干しだったら、塩分補給にもなりますね。日本人には、けっこういいエネルギー食なのではと思います。実際、昔の飛脚の方などは、おにぎりを携帯して1日50~60キロ走っていたと言われていますし。エネルギー補給ができて、食べておいしい。

また、食べている姿も、“みんなで楽しくライドして休んでいる”という雰囲気が味わえるということで。結局、僕の趣味的には、おにぎりがオススメです! コンビニで買えますが、自分でおにぎりを握って、みんなで食べるのは、絶対に楽しいと思うので。この番組らしい、ゆるいサイクリングにぴったりのオススメ補給食は、おにぎりだと思います。

ほかにもいろいろあると思いますので、ご自身にぴったりの補給食を見つけてみてはいかがでしょうか? サイクリングは、食べるのも楽しみの1つだと思います!

(「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」2020年2月16日(日)放送より)