松村北斗、グループ名認知で芽生えた芝居への責任「今までより、感じなければ」

引用元:オリコン
松村北斗、グループ名認知で芽生えた芝居への責任「今までより、感じなければ」

 カンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『10の秘密』(毎週火曜 後9:00)で、メインキャラクターとなる伊達翼役を演じているSixTONES・松村北斗(24)。第5話では翼の抱えた秘密がついに明らかになり、物語の後半に突入する第6話では主人公の白河圭太(向井理)ととの関わり方にも変化が現れてきた。このほど、松村が合同取材に参加。これまでも昨年4月期の同局連ドラ『パーフェクトワールド』など役者としても活躍をみせてきたが、今回は1月のCDデビュー後初のドラマ出演とあって「責任は今までより、感じなければいけない」と身を引き締めている。

【写真】インタビュー中に笑顔で応える松村北斗

 同ドラマは、主人公でシングルファーザーの圭太が愛娘・瞳(山田杏奈)を誘拐された事件を発端に彼を取り巻く人々、そして圭太自身が抱える秘密が複雑に絡み合っていくオリジナル脚本のサスペンス。なかでも瞳の音楽仲間の音大生でありながらも、彼女から信頼を寄せられている翼は序盤からそのミステリアスの存在感で視聴者をざわつかせていた。

 向井を中心に仲間由紀恵や仲里依紗、渡部篤郎らベテランキャストも揃う撮影に「僕からしたらすごく先輩だったり年上の方が多いので、アドバイスをいただきながら。失敗したときは励ましていただきながら。成長させていただきながら。和気あいあいもありつつ楽しくチーム一丸という言葉が似合う現場です」と楽しみながら臨んでいるよう。

 特に後半から密に関わる圭太役の向井とは「空き時間にも結構お話しさせていただいています。きょうはきのう、木村拓哉さんのソロライブを見に行ったという話を聞いてもらいました。『かっこよかった』という感想を何度も言いました。向井さんは『あの方はスターだよね』と何度も言ってくれました」と笑顔をみせながらうれしそうに語る場面も。

 第5話ラストでは翼が抱えていた怒りの矛先を圭太に向け、ナイフをかざしてもみ合うという見せ場も用意された。「やりがいがありました。翼が5話までに培ってきたイメージの“答え合わせ”をみせるシーンだった。細かいことは決めてたのですが最終的にはもう、思うがままでした。ナイフの持ち方や構え方、翼はナイフで人を刺したことがないはずなので、腰もひけるよな、とか細かく決めていったんです。でもいざやってみて、どんな風にやったっけなってモニターで確認して『なるほどね』と思いました。すごく楽しかったです」と手応えをみせる。

 そんな熱演に対して周囲は「メンバーの田中樹は『観た』って連絡をしてきて、その代わりにと自分の出る番組を宣伝してきました(笑)。テレビに映った5話の予告を写真で送ってきて『お前人殺すのか、やめとけよ』って。ファンの方々やドラマのファンの方々にいろんなお声をいただいて、本業はアイドルですけど、役者さんのなかに紛れている身としては冥利に尽きる。充実した生活を送っています」と、その表情からは自信も感じさせる。

 デビュー前後でドラマ出演にあたり大きな変化はない、としながらも「SixTONESというグループや、松村北斗という存在をお芝居以外の場所で知っている人が突然増えることは認識しておかなくては」と自覚している。「『松村北斗』という名前を知らなくても『SixTONESってこの前デビューしたグループした子の一人か』と(ドラマを)観た時に一旦、“SixTONES”に僕のお芝居のイメージがつく。そこでの責任というのは今までより感じなければいけない。それは改めて感じています」と力を込める。

 「最初はこの作品がよかった、楽しめたというものの一つになりたいという気持ち。そしてその先に、あの役者さんが良かった。SixTONESの子なんだって、グループのパフォーマンスの方に目が届いたら、僕はSixTONESというクレジットをつけて活動している責任を果たせたことになるのかな。でもあくまでまずは作品の一部として臨んでいけるかを第一として考えています」。クライマックスに向け、翼がどのような動きをみせていくのかにも注目だ。