3月いっぱいでジャニーズ事務所を退所し、独立することを発表したアイドルグループ「SMAP」の元メンバーでタレントの中居正広さん(47)。会見の質疑応答が続いている。緊張や気負いはなく会見に臨んでいるように見える中居さんだが、「お守り」をポケットから取り出した。
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--改めて、ジャニーさんへの思いをお願いしたい
「人間をつくってもらったと感謝しています。僕は験(げん)担ぎをするほうではないのですが、今日は、これをもってきました。滝沢(秀明)に分けてもらったジャニーさんの骨です(遺骨の一片が入った小瓶をポケットから出す)。ジャニーさん力をくれ!と思ったのですが、ここまでの会見の様子だと、力をくれてないみたいです。ジャニーさんは『ユー、最悪だよ』って言ってるんじゃないですか。僕たちにとっては、最悪だよって、あいさつみたいなものなので」
--プロデュース業や芸能界以外への広がりは考えているか
「まったくないです。プロデュースっていうのも、もっとしっかりした人かなと思いますから」
--最近の生活について
「SMAPのときは尋常でなかったので、今は本当にのんびりしています。こんな感じなのかと思うくらい。こういうサイクルもいいなと思う自分もいるし、このサイクルでいいのかなと思う自分もいます」
--今後、ファンの集いやトークショーなどのイベントを開催する予定は
「考えなきゃいけないですよね。ファンクラブつくるのかな…。でも、ファンクラブって、入ってもらう代わりに、優先的に何かできるっていうものですからね」
--SMAP解散時も退所を考えたのか
「もちろん模索しました。出るほうがいいのか、残るほうがいいのか、一人で出るのがいいのかなど模索しました。騒動を収めなければいけないというのは、5人みんな感じていたと思います。5人それぞれですから、その積み重ねであの結論になったと思います」
--事務所に残ることを決めた理由は
「これだというものはなかったと思います。判断能力が低下していたのか、ミスだったのかと思うこともありますけど、自分で決めて、今にいたっているわけですから、この3年はいろいろ考える期間だったのだと思います」
--木村拓哉さんと会う時間はあったか
「まったくないですね。週刊誌で報道があったようですが、木村くんのコンサートには行っていません」
--SMAPのことは今でも好きか
「解散して3年たっても、家電量販店などで『SMAPの中居くんですか』って聞かれます。まだしばらくはSMAPの中居くんなのかなと思います。否定することもないですし、ずっとそれで生活してきたわけですから、これからもそれでいいですよ」
--トーク番組や司会業でも活躍する現在の中居さんをつくったのはジャニーさんだった
「感謝しています。おしゃべりの機会をくださったのもジャニーさんでしたし、最初のころは、ジャニーさんの書いた台本を読んで仕事していました。先輩のステージの前説みたいな場面で、しゃべりの場を与えてくれたのもジャニーさんですから。なんで僕にしゃべらせるのかな、と思いながら模索した10代でした」
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笑いの絶えない会見は、約2時間続いた。会見の最後、中居さんは新会社の名前にちなみ「のんびりがんばります」と抱負を語り、マイクを置いた。
中居さんジャニーズ退所会見
引用元:産経新聞