Vシネマの“帝王”小沢仁志インタビュー 「Vシネマは自由、何やっても怒られない」 仰天エピソード連発でファン必見!『Vシネ監督ダラケ!』

引用元:夕刊フジ
Vシネマの“帝王”小沢仁志インタビュー 「Vシネマは自由、何やっても怒られない」 仰天エピソード連発でファン必見!『Vシネ監督ダラケ!』

 BSスカパー!で放送中のクイズバラエティー「ダラケ!~お金を払ってでも見たいクイズ~」の収録が都内で行われた。番組にスペシャルゲストとして登場したVシネマの“帝王”で俳優、小沢仁志(57)が夕刊フジの取材に応えてくれた。

 ■俳優の実名連発、笑えない場面も

 今回の番組テーマは「Vシネ監督ダラケ!」。出演はVシネマ界のレジェンド、高瀬将嗣、辻裕之、渋谷正一の3監督。MCは千原ジュニア。

 低予算と短い撮影日数に苦しみながらヒット作を出さなくてはいけないVシネ。監督たちからは、撮影現場で展開された仰天エピソードが飛び出した。

 収録ではせっかく監督たちが有名俳優のマル秘エピソードを匿名で話しても小沢が躊躇(ちゅうちょ)なく実名を連発して、笑うに笑えない場面も…。

 約30年にわたりVシネマをトップで引っ張ってきた小沢は「Vシネマは映画やテレビドラマと違ってさまざまな制約から自由で、何やってもどこからも怒られない。ヤクザを入り口にするとどんなテーマでもやれるだろ。要はおもしろければいいんだ」とその魅力を語り、現在の日本映画界はつまらないと言い切った。

 かつては、どうやったら借りてもらえるかと、自身で全国のレンタルビデオショップに営業指南に回ったこともある小沢。これも業界を愛するが故。ショップの裏側も熟知してる。

 「だから俺はVシネマじゃなくて、ビデオショップの帝王なんだ」。

 Vシネマの認知度は高まったものの、コンプライアンスの関係で、いまだに路上での撮影に許可がおりないことが多いのは残念という。

 「ヤクザ映画も文化だろ、許可がおりないからゲリラ(撮影)になる」と笑う。

 自身の後継者については、「俺が先輩からバトンをもらったころはまだイメージがダーティーで、バカにされながらも先頭切って道を開いてきた自負はある。いつまでもおれがいるとじゃまだろ、明け渡してやんないと時代は変わらないじゃないか」。

 最後に全国のVシネマファンに「とりあえず見ろ」と番組をピーアールした。

 「ダラケ!~お金を払ってでも見たいクイズ~ Vシネ監督ダラケ!」はBSスカパー!で24日午後9時から放送。

 スカパー!では3月まで「令和に残したい!激アツ“Vシネマ”の世界」と題し、Vシネマの名作を特集中。

 スカパー!カスタマーセンターTel0120・5606・56(午前10時~午後8時)まで。