清水宏次朗 不安障害・アルコール依存症を患い芸能活動休止…「ポジティブになっているかな」と再起に意欲

清水宏次朗 不安障害・アルコール依存症を患い芸能活動休止…「ポジティブになっているかな」と再起に意欲

 俳優の清水宏次朗(55)が20日放送のフジテレビ「直撃!シンソウ坂上」(木曜後9・00)にVTR出演。「不安障害」を患い、芸能活動を休止していることが明かされた。

 映画「ビー・バップ・ハイスクール」で仲村トオル(54)とともに主演を務め、人気を博した清水。番組では「原因不明の病で芸能活動休止を余儀なくされている」と紹介され、闘病生活を送る清水に密着したもようが放送された。

 約10年ほど前、体に異変を感じた。「枕がびちょびちょになるくらい汗をかいた」と清水。それから、外出を避けるようになったという。仕事で外出しなければいけない時にも手足に震えが起き、「汗が出て手足が震えて、自分でも分からない。それがなんなのか。そこから体の自由がきかなくなったかな」と回想した。

 

 近年は「足に力が入らない、体が言うことをきかない。数ミリの段差でつまずく」。自力での歩行もままならなくなった。妻とともにスナックを経営し、生計を立てている清水だが、店で勤務する前に毎日訪れているのが居酒屋だった。「急に不安感にさいなまれて、仕事に対しても生活に対しても。将来どうなるんだろう。酒を飲んで紛らわせようと思っちゃうわけ」と番組スタッフに対して、こぼした。

 芸能界での再起を目指す清水は、昨年7月、病院で精密検査を受けることに。慢性的に激しい不安感に襲われ、発汗やめまい、手足の震えなどの発作を起こす「不安障害」と診断された。さらに「不安障害」が原因でアルコール依存症になっているとも。ショックを受けた様子の清水は「昔の僕と今の僕では全然違うから。誤差が出てきたところの不安…。不安なんだろうな。昔の僕を見ている人たちのオーダーに応えることが不可能だから、このまま芸能界を続けていけるのかと不安になるよね」と吐露した。

 その後、投薬治療に医師とのカウンセリング、断酒にも挑戦。現在は軽いジョギングも行うほど回復し、「とりあえずやろうって、自分の中ではポジティブになっているかな。アクションの世界、役者の世界、歌の世界で活動できれば。当面も目標はそれかな」と目標を掲げた。番組MCの坂上忍(52)に「またあいつと共演して、楽しくおかしく元気よく仕事ができればいいなと思っている」とメッセージを送って締めくくった。