卓球女子元日本代表・平野早矢香が語る「中国の“大きな壁”」

引用元:TOKYO FM+

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「英語のアルク presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。11月30日(土)の放送は、前回に引き続き、ロンドンオリンピック卓球女子団体銀メダリストの平野早矢香さんが登場しました。

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◆同世代の選手をうらやんでいた学生時代

丸山:平野さんは、両親の影響で5歳のときに卓球を始めたそうですね。家に卓球台があった?

平野:福原愛ちゃんや伊藤美誠選手など、家に卓球台があった選手も多いのでよく聞かれるんですけど、両親は卓球をしていたと言っても部活でやっていただけで、日本一を目指すとかのレベルではないので、家にはなくて。近くの卓球クラブに通う形で始めました。

丸山:最初に行ったとき、“いいな”と思ったんですか?

平野:それこそ最初は両親が試合に行ったときにラケットや球で遊ぶようになって、“やりたい!”という気持ちになって。

丸山:じゃあ、無理矢理やらされたわけじゃなくて?

平野:はい、全くそんなことはなくて。母が小学校の先生だったので、「勉強しなさい」とかのほうが厳しく言われましたね。

丸山:平野さんは高校時代に全日本選手権ジュニアで優勝し、頭角を現して翌年も連覇と。自分でなんとなく“あれ!? 私、才能あるんじゃない?”って感じませんでした?

平野:私の周りにいた同世代って、ものすごく才能のある子がたくさんいて。全日本選手権ジュニアの部は高校2年生以下の大会で、私は高校1年生のときに優勝したんですけど、それまでの全ての大会はいいとことまでいくけど、2位とか3位、ベスト8で負けて帰っていたので。

丸山:なるほど。

平野:どちらかと言うと、才能のある子たちを見て“うらやましいな”と思っていた側でした。自分では日本一に届く選手になれるとは思っていなかったです。

丸山:自分はそこまでのポテンシャルじゃないと感じていたん?

平野:はい。“どうしてこんなに不器用なんだろう……”“クソ~!”って思っていました。