猫ひろし、カンボジア代表の東南ア大会10位、完走者では最下位

引用元:スポーツ報知

 リオ五輪のマラソン・カンボジア代表で、お笑いタレントの猫ひろし(42)が6日、フィリピン・マニラ郊外で開催された「2019 東南アジア競技大会」のマラソン競技にカンボジア代表として出場し、2時間53分34秒で10位だった。

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 序盤は6位。中盤順位を下げたが、7位まで挽回した。終盤は3人に抜かれ、苦しいレースに。12人中10位(棄権2人)という結果だった。

 11月からプノンペン市内でトレーニングを行っていたが、練習中に左足首を負傷。かばいながらトレーニングに励みも回復しなかったため、11月22日に来日。2週間近くを、治療とリハビリに専念し、この日に挑んだ。

 猫は「絶対にメダルをカンボジアに持ち帰る、という目標で練習してきました。今までにないくらい練習をし、タイムも早くなって、成果としてあらわれていました。しかし、レース1か月前の練習中にけが。ギリギリまで追い込んで、綱渡りのような練習をしていたのですが、けがをしたことも含め、自分の実力なんだと思います。最後まで諦めない覚悟でレースに臨みましたが、マラソンは甘くなかったです」と無念のコメント。「ゆっくり入って、徐々に落ちてくる選手を拾っていこうとしたのですが、30キロ過ぎから足の筋力が追いつかず、ズルズル落ちていきました。今回の試合は、今までで一番きつかったです。後半、挽回しようにもどうしようもできなかった」と悔しさをにじませた。

 来年3月1日の東京マラソンにエントリー。「そこに照準を合わせ、自己ベストを狙います。代表で走らせてくれたカンボジアと、サポートしてくれた方々、応援してくれた方々に感謝し、前を向いて猫まっしぐらに走りたいと思います。“生涯現役! ジャイアント馬場イズムで頑張ります”」と締めくくった。

報知新聞社