「BanG Dream!」根本雄貴Pが明かすメディアミックス戦術 ユーザーの心を離さない仕掛けの数々

引用元:AbemaTIMES
「BanG Dream!」根本雄貴Pが明かすメディアミックス戦術 ユーザーの心を離さない仕掛けの数々

 1月23日からアニメ「BanG Dream! 3rd Season」の放送がスタートし、ますます勢いを増していく次世代ガールズバンドプロジェクト「BanG Dream!(バンドリ!)」。アニメ、ゲーム、コミック、声優によるリアルライブなど様々なメディアミックスの根底には、株式会社ブシロードの創業者である木谷高明氏(現・同社取締役)の“ユーザーを飽きさせないための哲学”がある。「バンドリ!」チームのチームリーダーを務める根本雄貴氏が、同プロジェクトのメディアミックス戦術を明かした。

―根本さんは、「BanG Dream!」プロジェクトにおいてプロデューサーの役割を負っているんですよね。

 根本 そうです。バンドリ!では音楽とゲーム、アニメを中心に様々なメディアミックスが行われているので、それら全てを連動させて、どういう方向に持っていくかという舵取りをする役割です。「ライブでこんなことをしたいけど、その動きにゲームはどう合わせようか?それを受けて、アニメはどうしようか?逆にアニメやゲームでこういうシナリオがあるから、ライブではこういう演出ができないか?」のように各部門で「どうしたらファンの皆様を楽しませられるか?」を考えていますので、方向性をくみ取りながら相乗効果が生まれるように調整しています。

―多彩なメディアミックスが魅力のプロジェクトですが、プロデューサーとして、「ここから入った人が、次はこっちにハマってほしい」という理想的なコースのイメージはあるのでしょうか?

 根本 最終的にはリアルなイベント、つまりライブに足を運んでくださるお客様が増えると嬉しいですね。ライブという空間には、その瞬間だけにしか感じられない高揚感があります。デジタルな世の中になっているからこそ、その高揚感を味わえる場所って少なくなっていますので、瞬間を味わえる場所の価値って上がっていると思うんですよね。

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