トム・ホランドとクリス・プラット、「2分の1の魔法」で「確かに魔法が起きた」

引用元:映画ナタリー
トム・ホランドとクリス・プラット、「2分の1の魔法」で「確かに魔法が起きた」

ディズニー / ピクサー最新作「2分の1の魔法」のワールドプレミアが、アメリカ・ロサンゼルスのエルキャピタンシアターで現地時間2月18日に開催された。

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本作は、かつて神秘的な魔法に満ちあふれていた世界を舞台とするアニメーション。内気なエルフの少年イアンと好奇心旺盛な兄バーリーが、亡き父を魔法でよみがえらせるため冒険に出るさまが描かれる。イアンにトム・ホランド、バーリーにクリス・プラットが声を当てた。

プレミア会場には、魔法が消えかけた世界をイメージした装飾が施され、ペガサスの描かれたバーリーの愛車“グヴィネヴィア”も登場。ブルーカーペットにホランドとプラットが現れると、会場から大歓声が起こった。

「アベンジャーズ」シリーズで共演経験のあるホランドとプラット。アフレコを振り返り、プラットは「普通は一緒に声の収録をすることはないみたいだけど、何かが起きることを期待してトムと一緒に録音させてもらった。彼と一緒だからこそ、兄弟の絆が生まれるかどうか試してみたかったんだ。僕としては確かに魔法が起きたと思うし、作品からも2人の絆を感じてもらえると思う。これほど最高なことはないよ」とコメントする。そしてホランドは、本作への出演で夢が実現したと語り「クリスと話していたんだけど、どの役者にも目標がある。僕にとっての夢の1つが、スーパーヒーローを演じることと、クリスと一緒にピクサー作品に出演することだったんだ。今日こうしてここに来られたのは本当に素晴らしく、幸運なことだと思っているよ」と笑顔を見せた。

イベントには、監督のダン・スキャンロンも登壇。実体験をもとに本作を手がけたスキャンロンは「この物語は僕が1歳のときに亡くなった父親と、僕たち兄弟の関係からインスピレーションを得ているんだ。大切な人を亡くした経験は誰にでもあるはずだし、その人と1日だけ一緒に過ごすことができたら……それは素晴らしい出来事になると思う。イアンは内気でシャイで自分に自信がない少年だけど、お父さんに会うために勇気を出して自分を信じることが必要になるんだ。兄バーリーとの旅を通じて成長していく姿に、誰もが共感できると思うよ」と話した。

「2分の1の魔法」は3月13日より全国ロードショー。

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