トム・ホランド、映画版『アンチャーテッド』がビデオゲーム原作映画の問題にどう対処するか明かす

引用元:IGN JAPAN
トム・ホランド、映画版『アンチャーテッド』がビデオゲーム原作映画の問題にどう対処するか明かす

俳優トム・ホランド氏は大人気ゲームシリーズを題材にした映画版『アンチャーテッド』で若きネイサン・ドレイクを演じる。『アンチャーテッド』の映画化プロジェクトはこれまでに何回も延期されているが、ホランド氏は同プロジェクトの未来に楽観的だ。それどころか、ホランド氏は映画版『アンチャーテッド』が、なかなか成功しないビデオゲーム原作映画の問題に解決策を提示すると明かしている。去年のチャーミングな『名探偵ピカチュウ』、ビデオゲーム原作映画史上最高のオープニング興行成績を記録した『ソニック・ザ・ムービー』を除けば、ビデオゲームを原作とした映画は視聴者を失望させることが多い。しかし、ホランド氏は映画版『アンチャーテッド』が正しいアプローチを見つけたと考えている。
「大半のビデオゲーム原作映画とは違い、映画版『アンチャーテッド』はビデオゲームへのオリジンストーリーになっているんだ」とホランド氏はIGNのインタビューで話している。「だからゲームをプレイした人も、映画の話を知らないんだ。みんなが初めて知る情報だからゲームをプレイしたことのない人も楽しめる。長い間企画されていた作品だから、制作がものすごく楽しみだよ」

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ホランド氏がネイサン・ドレイク役に起用されたというニュースは、多くのファンを驚かせた。スパイダーマン役で知られる少年のようなホランド氏は、野性味あふれるトレジャーハンターのネイサン・ドレイクとはかけ離れているように思えたからだ。しかし、それは意図的なキャスティングだったようで、映画では我々が知っているネイサンが生まれるまでの物語が描かれる。
ホランド氏はジョー・カーナハンが手がけた最新の脚本にも満足しており、「ここに来る途中で最新の脚本を読んだんだけど、僕が今まで読んだ脚本のなかで最高のもののひとつだった。ページから物語が飛び出してくるんだ」と話している。
ネイサンにとって師匠のような存在となるサリー役に起用されたマーク・ウォールバーグについては「最高のサリーになると思う。すごく楽しくなるよ」とコメントしていた。

2019年12月、映画版『アンチャーテッド』の監督を務めるはずだった『バンブルビー』のトラヴィス・ナイトがプロジェクトから降板した。スケジュール問題が原因だとされているが、『アンチャーテッド』の監督が降板するのはこれで6人目だ。公開日は2021年3月5日に延期されたが、新しい監督はまだ発表されていない。噂では、『ヴェノム』のルーベン・フライシャーが交渉中だとされている。 Joshua Yehl