NHK大河「麒麟がくる」新出キャストにユースケ、間宮祥太朗ら

引用元:スポーツ報知

 俳優の長谷川博己(42)が主演するNHK大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜・後8時)の新キャスト発表会見が19日、東京・渋谷の同局で行われ、ユースケ・サンタマリア(48)、間宮祥太朗(26)、本郷奏多(29)、安藤政信(44)らが出席した。

 長谷川演じる明智光秀の生まれ故郷「美濃編」を終えた第18回ごろ(5月中旬予定)から「越前編」がスタート。主君・斎藤道三(本木雅弘)に別れを告げ、越前に逃れた光秀のもとに現れる領主・朝倉義景役をユースケが、光秀のいとこ・明智左馬助(秀満)を間宮が、関白の近衛前久を本郷が、織田家の家臣・柴田勝家を安藤がそれぞれ演じる。

 4人とも大河ドラマは初出演となる。頼もしい新キャストに長谷川は「素敵な方たちに入っていただきました。安心して一緒に作っていきたい」と笑顔。報道陣から座長としてのアドバイスを求められると「僕がそんなことを言う身分ではないしおこがましいですが、気負うことなく存分にやっていただきたい」とエールを送り「明智光秀は『受け』の存在。周りの皆さんが攻めてくだされば、受けて渡していく。ちゃんと受け止めたい」と語った。

 ユースケは先日初の撮影を終えたばかりといい「暗中模索して、つかめないまま終わったけど、それがよかったみたいで『すごくいい』と言ってもらった」と自画自賛。「今日は気合いを入れて、(腰に差している)短刀を真剣にしてきました!」とユースケ節で冗談を飛ばした。

 間宮は、光秀とともに本能寺の変に突き進む“弟分”的な役どころ。「去年の11月から撮影をしていたのですがずっと名前が伏せられていたので、ようやく心が晴れ晴れしています」。長谷川との共演シーンも多く「よく斜め後ろから見ているんですが、背中を見ていたくなる存在感がある。言葉遣いや所作などをクリアした上で、(声の)音色や表情が勉強になります」とあこがれのまなざしを寄せた。

 あざやかな公家の衣装で登場した本郷は「そうそうたるメンバーの中で出演させていただけることは非常にありがたい」と恐縮。「関白ということで、偉い人物。僕に対してみなさんが頭を下げてくれるのが楽しみ」と笑わせた。安藤はまだ撮影には入っていないというが「大河ドラマは役者にとって戦場のようなイメージ。クランクアップまで頑張りたい」と意気込んだ。

 この日の会見には出席しなかったが、真野響子(68)、ベンガル(68)の出演も発表された。 報知新聞社