重岡大毅、ドラマの強力なけん引力に 「人として最低」と高評価の声

引用元:オリコン
重岡大毅、ドラマの強力なけん引力に 「人として最低」と高評価の声

 ドラマ『知らなくていいコト』(日本テレビ系)は、吉高由里子や柄本佑の演技の評判が高いが、もう一人、ジャニーズWESTの重岡大毅演じる野中春樹の“クズ男”ぶりにも注目が集まっている。

【動画】高い評価を受けている重岡大毅(ジャニーズWEST)の好演

 重岡大毅は2014年にジャニーズWESTのメンバーとしてCDデビュー。グループメンバーとしての活動の他、多くのドラマ、映画にも出演している。

 なかでも2016年公開の映画『溺れるナイフ』では、ダブル主演の小松菜奈と菅田将暉が演じる夏芽とコウが衝動的な恋に突き進む日々を、同級生として近くで見守りながらも、夏芽に惹かれてゆく自らの感情を抑え込もうとする健気な役柄を演じきって、高評価を得た。また、2019年のドラマ『これは経費で落ちません!』(NHK)での演技が評価され、コンフィデンスアワード・ドラマ賞新人賞を受賞している。

 今回の『知らなくていいコト』は、日本で一番売れている週刊誌『イースト』の編集部が舞台。毎週スクープ記事を競い合う舞台裏がスリリングに描かれるが、それだけに留まらず各話を通じて2つのサスペンスが進行する。

 初回放送で、編集者・真壁ケイト(吉高由里子)の母で映画字幕翻訳家だった杏南(秋吉久美子)が「あなたのお父さん、キアヌ・リーヴスなの」という謎の言葉を残し、亡くなった。やがて母に指輪を送った男性が30年前の無差別殺人の犯人で元大学教授の乃十阿徹(小林薫)と知ったケイトは、「自分の父親は誰なの?殺人犯の娘なのかもしれない」と悩み始める。これが1つ目のサスペンス。

 そして重岡大毅が演じるケイトの恋人・野中春樹は「ケイさんが誰の子であっても関係ないから。これからは僕がケイさん、護っていく」とプロポーズする。ところが第2話で、「やっぱり結婚は無理。頭ではお父さんがだれでも関係ないと思うんだけど、子供とか、その遺伝子どうすんだという自分がいて」とあっさりと撤回したのだった。

 さらに編集長の岩谷進(佐々木蔵之介)に、同じ職場に居づらいと編集部からの異動を直訴し却下される始末。その後、職場でケイトを「恐ろしい人を見るような目」で見てしまうようになる。3話目以降になると、野中は職場でケイトと会話しなくてはならない時でも目を逸らし、すぐ逃げ出してしまう。仕事に支障が生じ、時には対立する事態にも。そのくせ、柄本佑演じるケイトの元彼のカメラマン尾高由一郎がケイトと話していると、つい目を向けてしまう。この三角関係がサスペンスその2だ。

 この間のコンフィデンス誌のドラマ満足度調査「ドラマバリュー」では視聴者から、「野中くんの目の演技がとてもすごかった」(10代女性/北海道)、「重岡大毅のクズな演技が良い」(50代女性/岡山)などの評価が寄せられた。