DA PUMPの「夢の叶え方」ショッピングモールで見た未来、U-YEAHの「言葉にならない一体感」

引用元:withnews
DA PUMPの「夢の叶え方」ショッピングモールで見た未来、U-YEAHの「言葉にならない一体感」

ダンス&ボーカルグループDA PUMPは、ISSAさん、DAICHIさん、KENZOさん、KIMIさん、TOMOさん、U-YEAHさん、YORIさんの7人。「華やかな世界」を夢見て念願のDA PUMPに加入したU-YEAHさんを待っていたのは、ヒットに恵まれないつらい日々でした。それでもやめなかったのは「あの人に勝てる人はいない」と信じたISSAさんや仲間たちの存在があったから。DA PUMPの「夢の叶(かな)え方」を聞きました。(朝日新聞文化くらし報道部記者・坂本真子)

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19歳で米国へダンス留学

DA PUMPのグッズのデザインを手がけるなど、絵のセンスが光るU-YEAHさん。子どもの頃から絵を描くことが好きで、小学生のときは漫画やアニメを描く職業にあこがれていたそうです。

「絵とは別に、ミュージカルとか演劇とか、ステージの上で演じるものにも興味があって、ストリートダンスを見たときに、かっこいいな、楽しそうだな、と思ったんです。自分もちょっとずつ、そういう方向に行ってみたいと考えるようになったのが、16~17歳ぐらいのときでしたね」

高校を卒業後、1年間アルバイトをして資金をためました。19歳で米国へダンス留学をします。

「今ほどダンスの職業がなかった頃で、振付師という言葉も知らなかったし、アーティストと一緒に踊っている人、もしくはテーマパークで踊っている人、演劇やミュージカルで踊っている人、というぐらいの感覚しかなかったんです。その中のどれかでプロになる、という意識もあまりなくて、ただ単純にもっとうまくなりたい、もっといろんな世界を見てみたいと思っていました」

現地で学んだエンターテインメントの厳しさ

米ロサンゼルスに3カ月滞在してレッスンを受け、日本に帰国して資金をためると、また行く。そんなことを繰り返しながら、ダンスの技術を磨いていきました。

「そのとき影響を受けた人のダンスは今でも好きだし、アメリカはエンターテインメントに厳しい国で、見る目も肥えている。そろえるところはガッツリそろえてきて、フォーメーションは本当に緻密(ちみつ)に作る。プラス、個性も大事にする。そういう感覚は、自分が帰国して人に教えるときにすごく生きています。20代前半で経験できて、すごく良かったと思います」

飲食店などでアルバイトをしながら、ダンサーとしても少しずつ足場を固めていったU-YEAHさん。インストラクターを務めつつ、オーディションを受けてバックダンサーや舞台のアンサンブルで踊るようになります。