TKO木本が生歌、オール阪神「もういっぺん出して」：スカーレット・トークショー

　NHK朝の連続テレビ小説『スカーレット』のトークショーが16日、大阪市立南大江小学校で開催された。番組に登場する喫茶店「さえずり」のマスター役、オール阪神と田中雄太郎役を演じた木本武宏（TKO）が参加。木本は集まったおよそ200人の前で劇中歌をナマ歌唱するなど、会場を沸かせた。

【写真】戸田恵梨香の“アイドル”姿が話題。大島優子がアップした2ショット

　同ドラマの「大阪編」で登場した2人。この日のトークショーでは未公開映像も公開されるなど、2人の掛け合いを含めて会場は大きな盛り上がりを見せた。

　さらに、木本扮する田中雄太郎が“信楽太郎”名義でリリースした劇中歌「さいなら」を生歌唱するパフォーマンスも披露された。

　オール阪神の曲紹介に続き、木本はヒロイン・喜美子役の戸田恵梨香から「声が良い」と称賛されているという味のある歌声を会場に響かせた。「緊張した」と人前で初めて歌ったという木本は照れ笑いを見せたが、万雷の拍手や歓声に迎えられた。

　爆笑のうちに終了したトークショー後、おこなわれた囲み取材で、木本は「見ていただいた人から『紅白、行けんちゃう？』って言われるんですけど」としたが、「曲がいい。僕の歌唱力ではNHKホールに行けない」とあくまで楽曲のすばらしさを強調。

　その上で、「まだ時間あるので、練習はしておきます」とも語り、年末紅白への出場に“チラリ”と意欲ものぞかせた。

　また、木本はドラマ主題歌のSuperfly「フレア」に言及。昨年末のNHK紅白歌合戦では、ヒロインの喜美子を演じる戸田恵梨香がゲスト審査員として出演している。

　その際のことを振り返り、木本は「キミちゃんが『紅白でとにかくフレアを観にいくんだ』と。僕たち結構、みんなフレアを聞いたら勝手に涙が出てくるようになってるんですよ」とし、「スカーレット」に関わる人たちにとって大きな感動を運ぶ楽曲であることを伝える。

　さらに、紅白で戸田が「フレア」を鑑賞する様子をテレビ画面越しに確認した木本は、「（戸田が）本心で感動していて、それを見てまた泣いた」と感動しっぱなしだったようだ。

　そして、「スカーレット」もいよいよ終盤を迎えていくが、2人にはさらなる願望がある様子。

　オール阪神は、ストーリーを作っている人の大変さに言及しつつ、「もういっぺん、最後出して欲しいわ」とし、木本も「僕たちが出てくるとほっこりするんで、もう1回、箸休め入れてもらって。最大のお願いです」と述べるなど、最後の出演を心待ちにしているようだった。【取材・撮影＝小野眞三】