2ヵ月で2万5000冊売り上げ! 絵本「の」作者・junaidaが語る“アイデアの引き出し”

引用元:TOKYO FM+
2ヵ月で2万5000冊売り上げ! 絵本「の」作者・junaidaが語る“アイデアの引き出し”

放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し、勝手に企画を提案していくTOKYO FMの番組「空想メディア」。2月9日(日)の放送では、画家・junaida(ジュナイダ)さんが登場しました。

◆「ぼーっとしているときに…」

高須:作品の構想は、頭のなかにいくつかあったりするんですか?

junaida:そうですね。よくわかんないイメージのようなものとかがいくつか。

高須:それらには、ストーリー性のようなものはないのですか?

junaida:あるものもありますよ。次に出す作品を、なんとなく考えている最中ですね。

高須:“構想はあるけど、出す順番はどうしようかな”ってことですね。

junaida:構想自体もふわっとしている段階ですね。

高須:何か面白そうな手触りはしている?

junaida:そうですね。掴めそうで掴めない状態です。

高須:そういうアイデアって、音楽とか本とかでインプットするのですか?

junaida:映画もよく観ますし音楽も聴きますね。

高須:面白い作品は記録したりします?

junaida:それよりは、ぼーっとしているときに思いついた言葉をメモしていますね。この前もメモを見返していたら“Michi”ってだけ書いてあるものを見つけまして。このときに、絵本の「Michi」が閃いたのかなって。

高須:ストーリ-はなくても、なんとなく続いていくような言葉が好きなのかもしれないですね。

junaida:そうですね。読み手が物語を感じて、作れるようなものを出していっていますね。

◆芸能事務所・アミューズに所属していた!?

高須:2015年にボローニャ国際絵本原画展に入選する前は、絵はどれぐらい売れていたりしたんですか? 若いうちから意外と食べていけました?

junaida:そうですね。大学を卒業してすぐフリーランスになりました。

高須:そのときはイラストを描かれていたんですか?

junaida:はい。出だしはイラストレーターでした。ただ、頼まれた仕事ばかりをやるっていうのは向いていなかったので、自分で描きたいものを発表していましたね。

高須:イラストを販売していたのですか?

junaida:最初のほうはしていましたね。今はあまりやっていないです。

高須:個展を開かれていたり?

junaida:そうですね。

高須:じゃあもう、画家みたいなものですね。

junaida:はい。イラストレーターと画家を半々やっている、みたいな感じでした。バイトもしていましたね。そのあとは、芸能事務所のアミューズに所属していました。

高須:えー!! 不思議な芸歴やね。「junaida」として?

junaida:はい。

高須:なんでアミューズに入ることになったの?

junaida:アミューズは、“クリエイターもエンターテインメントの1つである”という考えの事務所で、“若い才能を発見してバックアップしていきましょう”という方針があったんですね。そこで目を止めていただいて、所属しました。

高須:入ってからはどうしていたのですか?

junaida:仕事の窓口をアミューズさんにやっていただきました。マネージメントを担ってもらいました。

高須:アミューズでの仕事はどうでした?

junaida:面白かったですよ。フリーランスでやっているだけではこないような、タレントさんと一緒にやるお仕事もありました。

高須:どんなことをされました?

junaida:例えば、同じ事務所だった上野樹里さんのホームページに絵を描いたりとか。

高須:それはちゃんと、お金はもらえるんですよね?

junaida:いただきます(笑)。

高須:夢のような仕事ですね。そのあとに、アミューズを辞められたんですか?

junaida:そうですね、3年ぐらいで。あるプロジェクトが終わるタイミングで、フリーランスに戻りました。

高須:そうやんね。1人で仕事ができるもんね。画家さんや絵描きさんのすごいところは、自分で仕事を完結できることじゃないですか。

junaida:そうなんですよ。まさにその完結を、自分でやっていきたくて。

◆書店員さんもオススメ!

高須:絵本の「の」は何冊ぐらい売れているんですか?……2万5000冊!? すごいねぇ。今は“本”って、なかなか売れないものですよ。

junaida:そうですね。嬉しいです。

高須:いつ本は出されたんですか?

junaida:2019年11月です。

高須:わずか2ヵ月でこれだけ売れて。それはすごいことですよ。

junaida:絶好調です(笑)。書店員さんが、すごくオススメしてくれています。

高須:本当にいい本ですからね。みなさん買ったほうがいいです。読んだら「いい本だ」ってわかりますから。

(TOKYO FM「空想メディア」2月9日(日)放送より)