“軍師”勝又健志が背水の陣で個人8勝目 セミファイナルに「残り12戦でトップ5回・ラスゼロ」目標/麻雀・Mリーグ

引用元:AbemaTIMES
“軍師”勝又健志が背水の陣で個人8勝目 セミファイナルに「残り12戦でトップ5回・ラスゼロ」目標/麻雀・Mリーグ

 勝利してなお、唇をキュッと引き締めた。大和証券Mリーグ2019・2月15日の第2試合で、チームスコア最下位に沈むEX風林火山・勝又健志(連盟)が今期8勝目を獲得した。

【映像】勝又健志の“背水の陣”12戦5勝でセミファイナルに照準

 この試合の対局者は、KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)、勝又、セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)、U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)の並びでスタート。

 勝又は東2局の親番で、リーチ・ツモ・ダブ東・赤の1万2000点をツモって先制。その後は連続ラス回避記録(20試合)を更新中の近藤から、幾度となく追撃を受けるも、南2局に仕掛けて東・赤の4000点をツモるなど、機敏な攻守でリードを維持、今期8勝目を獲得した。1回戦は滝沢和典(連盟)が同点の3.5着となり、チーム状況はいよいよ追い詰められていたが、このトップで、まだギリギリ踏みとどまることに成功した。

 チーム順位は最下位、かつセミファイナル進出となる上位6位のボーダーラインまで366.1ポイントもある。勝利者インタビューでも表情を緩めなかったが、当然、セミファイナルを諦めるはずもない。条件に関しては「トップ5回分が必要、トップ5回でラスゼロ。もしくはトップ6回ラス1回」とその道のりを説明した。

 先日、大阪で行われたパブリックビューイングでもファンから力をもらい、心からの感謝を口にした。締めには「自分たちらしく全力で頑張る」と力強く宣言し、これにはコメント欄にも「勝又がんばれー!」「信じてるからね、応援してます」と多数のエールが投稿された。

 残り12戦で5勝は、過去にチーム5連勝(セガサミーフェニックス)を達成したチームもあるように、決して非現実的な目標ではない。500オーバーのマイナスから、一気に200ポイント以上戻した赤坂ドリブンズの例もある。この試合を解説していた土田浩翔(最高位戦)も、「4連勝しましょう」と苦境にあるチームを鼓舞した。

 この試合、どんなアガリが決まっても静かに牌を操り、淡々と仕事をこなす職人のような振る舞いを見せた勝又。“この男が軸となり、調子さえ取り戻せば、昨期のレギュラーシーズン首位のチームが大逆転劇を演じる可能性は十分にある。

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