廣瀬智紀&北原里英が“2年間限定”の恋人に 西条みつとしの舞台を映画化、6月19日公開

引用元:映画.com
廣瀬智紀&北原里英が“2年間限定”の恋人に 西条みつとしの舞台を映画化、6月19日公開

 [映画.com ニュース]廣瀬智紀と北原里英が共演した映画「HERO 2020」が、6月19日に公開することが決定した。劇作家であり演出家の西条みつとしが主宰する劇団「TAIYO MAGIC FILM」の旗揚げ公演作品「HERO」(再演時のタイトルは「HERO 2019夏」)を自ら映画化。あわせて、“2年間限定”の恋人同士を演じるふたりの表情をおさめたポスタービジュアルを、映画.comが先行入手した。

 2年間限定の約束で始まった、広樹と浅美の恋。広樹には、そんな約束を言い出さなければならないある秘密があった。そして2年後の運命の日、怪我で入院中の広樹を見舞った浅美は、別れの決意が変わらないことを知って落胆する。しかし、ふたりの幸せを願う広樹の妹・真菜の行動が、入院患者から“死神”まで巻きこみ、とんでもない大騒動へと発展する。

 秘密を抱え明日に踏み出せない主人公・広樹を演じたのは、「映画刀剣乱舞」「貴族降臨 PRINCE OF LEGEND」の廣瀬。「今作品は、笑って泣けて心温まる物語です。そしてその中で、人生のように周りの人たちとの共生の中、偶然や勘違い、そして自分の決断が運命を引き寄せて、それが人と人の繋がりに、ある時はそれが人を救うことにもなるんだ、自分の一歩は誰かの一歩なんだなと、やっていて僕は考えさせられました」とコメントを寄せた。

 芸人、放送作家、コント作家などを経て、斎藤工の監督作「blank13」で脚本を手掛けた西条は、本作で長編映画監督デビューを果たした。「映画化のお話を頂いた時は、とても嬉しかったです。というのも、HEROは、映像にすることで、舞台上では見せていなかった部分や、具体的なシーンを入れこむことが可能であり、より面白さを伝えられるのではないかと思っていた作品だからです」と喜びを語る。「中にはドローンで撮影した部分もあり、舞台上では見せられない角度で表現でき、同じ場面でも舞台と映画で感じ方を変えて見せています」と見どころを紐解いた。

 2018年に「AKB48」グループを卒業し、「サニー 32」「映画 としまえん」に出演した北原は、広樹の恋人・浅美に扮した。さらに13年の男性ファッション誌「FINEBOYS」専属モデルオーディションでグランプリを獲得した小松準弥が映画に初出演しているほか、、「BanG Dream!(バンドリ!)」の声優として知られる前島亜美、「先生から」の小早川俊輔ら舞台版のキャストたちが結集。松尾諭(「シン・ゴジラ」「羊の木」)、斎藤(「糸」「騙し絵の牙」)が脇を固めた。

 「HERO 2020」は、6月19日から東京のシネ・リーブル池袋ほか全国で順次公開。