引用元:中日スポーツ
彩の国シェークスピア・シリーズ第35弾となる舞台「ヘンリー八世」が14日、さいたま市の彩の国さいたま芸術劇場で初日を迎え、主演の阿部寛(55)、演出も手がける吉田鋼太郎(61)らが熱のこもった演技をみせた。
16世紀イギリスの史実をもとにした歴史劇で、現代社会と重なる権力闘争や栄枯盛衰をリアルに描く。シェークスピア全37作戯曲の完全上演を目指し、蜷川幸雄さんの遺志を継いで2代目芸術監督に就任した吉田は「僕の目指したものが役者さんたちにも伝わって、非常に面白い芝居になった。理想的なシェークスピア上演の形ができた」とコメント。
5年ぶりの舞台で主人公の英国王室史上「最もスキャンダラスな王」ヘンリー八世を演じる阿部も「劇場に入ったお客さまの反応をはやく感じたい」と意気込んだ。埼玉公演は3月1日まで。