実写映画『ソニック・ザ・ムービー』の海外レビューまとめ:ジム・キャリー演じるドクター・エッグマンに称賛の声

引用元:IGN JAPAN
実写映画『ソニック・ザ・ムービー』の海外レビューまとめ:ジム・キャリー演じるドクター・エッグマンに称賛の声

実写映画『ソニック・ザ・ムービー』がアメリカでは2月14日、日本では3月27日に公開される。青いハリネズミことソニックが劇場にダッシュで走っていくなか、海外メディアのレビューが解禁されたので、反応を見ていこう。
多くのレビューが想像力の欠如を指摘する一方、ジム・キャリー演じるドクター・ロボトニックことドクター・エッグマンには賞賛の声が上がっている。シリーズのファンには嬉しいイースターエッグもふんだんに用意されており、家族向けの楽しいアドベンチャー映画となっているようだ。
IGN USは本作に7点のスコアをつけている。「簡単すぎるストーリーとありきたりなビジュアル表現に頼りすぎるきらいがあるが、家族向けのアクションコメディ『ソニック・ザ・ムービー』は、ソニック役のベン・シュワルツ、ドクター・エッグマン役のジム・キャリーの安定した演技に助けられている。彼らの追いつ追われつの逃走劇は実に楽しく、セガシリーズの熱心なファンならソニックの歴史を意識したイースターエッグが楽しめるだろう」。

「ソニック・ザ・ムービー」画像・動画ギャラリー

その他の媒体のレビューもチェックしよう。

The Hollywood Reporter
「ジェフ・ファウラー監督が手際よく物語を進める一方、良い人感溢れるジェームズ・マースデンの真摯さは、シンプルなストーリーラインを機械的に感じさせるのを防いでいる。キャリーはいくつかのシーンで羽目を外しており、研究室でいかにも“悪の博士”といった姿で嬉しそうに踊っているシーンは若い子供たちを喜ばせるだろう。だが、大人のファンたちは、キャリーがドクター・エッグマン役を本作で終わりにすることを望むかもしれない。『エース・ベンチュラ』の頃には生まれてもいなかった子供たちのための道化になるよりは、『キディング』のような奇妙な新作を見つけた方が良い。新作のふりをして同じトラックを何回も何回も走るのは、ピクセル製のハリネズミに任せておけば良いのだ」 (元記事)
The New York Times
「プロダクトプレイスメント(※映画の小道具として目立つように商品を配置する宣伝方法)を除けば、本作の主なゴールは90年代のノスタルジーを届けることのようだ。そのためにジム・キャリーは、ここ数年でもっとも活発な、『エース・ベンチュラ』のときのような演技を見せている。彼の顔芸とセリフだけが本作を僅かながら生き生きとさせている」(元記事)
Variety
「今回のようなレビューには次のような但し書きをつける必要がある。『ソニック・ザ・ムービー』で感じた退屈さはさておき、本作が8歳のために作られた映画であることは重々承知している。そして子どもたちはきっと本作が気に入るだろう。とはいえ、本作の過剰なまでの子供向けなトーンは失敗だったと思う。<中略>映画の主人公として、ソニックはよりヒップで、よりシャープで、お子様向けではないキャラクターになり得たし、そうあるべきだった。ソニックの顔は直したかもしれないが、製作陣は彼を『好感の持てる』キャラクターにすることばかりに注意を向けており、彼をクールにする方法を見つけることができなかった」(元記事)
GameSpot スコア:8/10
「ビデオゲーム原作映画としては『ソニック・ザ・ムービー』はよくできた部類だ。セガの音速で走るマスコットキャラクターと『ソニック』シリーズの要素を取り込んで、単独で楽しめる作品にする一方、それぞれのキャラクターの魅力を発揮させている。自制心のあるアプローチは『ソニック・ザ・ムービー』をライトで楽しい作品にするうえで大いに役立っている。本作は確実に若いオーディエンス向けの作品だが、長年のソニックファンも青いハリネズミが銀幕を駆け回る姿を見て楽しむことができるはずだ」(元記事)

The Washington Post スコア:3/4
「本作は2つのミスを犯している 。 まずクイーンの名曲『Don’t Stop Me Now』をアクションシーンのモンタージュのBGMとして使うのはそろそろ止めるべきだ 。 あと『ソニックが速すぎて他のみんなが凍って見える!』的なシーンは1個減らすべきだった 。 ゲームファンは本作の色々なレファレンスに気がつくと思うが、たとえセガとSwitchの違いがわからない映画ファンでも楽しめる要素は十分にある 。