ビートたけし“終活再婚”を襲う危機? 前妻と遺産相続トラブルに発展することも

引用元:夕刊フジ
ビートたけし“終活再婚”を襲う危機? 前妻と遺産相続トラブルに発展することも

 18歳年下のビジネスパートナーの女性と再婚したことを明らかにしたタレントのビートたけし(73)。昨年6月に前妻との離婚を発表してから約7カ月。女性は名実ともにパートナーになったわけだが、これですべてが丸く収まるというわけではなさそうだ。

 たけしは8日、TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」で再婚を生報告。

 「俺も黙ってたんだけどね。兄貴とか姉ちゃんに『あんたはそういうところが駄目なんだ』『あの子はすごいいい人なんだから』『こんなお前みたいな人と一緒になってくれる人はいないんだよ』って散々怒られまして」と語った。

 昨年の離婚発表当時、再婚について「再婚なんてしても仕方ない」とも発言していたが、結局は公私ともに面倒をみてくれる女性とけじめをつけた形だ。

 しかし、「晩年、身の回りの世話をしてくれる女性と再婚するケースが遺産相続トラブルに発展することが少なくない。たけしにも前妻との間に2人の子供がいます。この2人と新しいパートナーとの間で良好な関係が築けないと今後トラブルが起きる可能性は否定できない」と週刊誌記者は不穏な指摘をする。

 83歳で亡くなった俳優の高倉健さん(2014年死去)の場合、亡くなる前年に養子縁組した元女優の50代の女性が約40億円ともいわれる遺産を相続した。

 「健さんには子供がなかったので、遺産の相続は当然としても、さまざまな遺品を彼女が処分したうえ、遺骨も散骨したとされており、他の遺族と溝が深まっているのです」とこの週刊誌記者。

 歌手、やしきたかじんさん(14年死去)の場合も、がんとの闘病を献身的に支えた32歳も年の離れた女性と晩年に再婚。約10億円という遺産や権利関係の相続をめぐって遺族間でトラブルになったことも記憶に新しい。

 「たけしの場合、約100億円とも200億円ともいわれる資産を、離婚の際、前妻にすべて譲渡したと報じられましたが、たけし側は『そんな資産は存在しない』『すべてが分与されたという事実はない』と否定しています。しかし、たけし側は映画や小説など権利関係をすべて持っています。さらに今後、映画をまた製作することを明らかにしていますし、文筆業も続けています。たけしが残す資産は莫大(ばくだい)なものになるでしょう」と先の週刊誌記者。

 最近は、ギャラをめぐっての“銭闘”が表面化する中、審査委員長を務めてきた東京スポーツ映画大賞も中止されるなど、孤立化がささやかれているだけに心配されるところだ。