松本白鸚、娘・松たか子の米アカデミー賞での熱唱に「いい仕事してくれました」幸四郎は「

引用元:中日スポーツ
松本白鸚、娘・松たか子の米アカデミー賞での熱唱に「いい仕事してくれました」幸四郎は「

 松本白鸚(77)と松本幸四郎(47)の襲名披露の最後を飾る「第三十六回四国こんぴら歌舞伎大芝居」(4月11~26日、香川・琴平町「金丸座」)の製作発表が12日、東京・新橋の第一ホテルで行われた。

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 9年ぶりの出演で「三番叟(さんばそう)」の翁などを務める白鸚は、「翁は歌舞伎座の開場式、御園座のこけら落としの時も務めまして、今回(準備を含めて)4年ごしの襲名披露の最後で感無量。皆様にお礼申し上げる心で舞いたい」と話した。

 家の芸ではない役に挑戦するなど襲名披露で気概を見せてきた幸四郎は「法界坊」の法界坊、「義賢最期」の義賢といずれも初役で6年ぶりのお目見え。「法界坊は、まじめに面白くやることに徹したい。『義賢最期』は重厚で迫力がある。音楽的にも色彩的にも美しさが必要な芝居。再びこの役ができるよう、ここからスタートにしたい」と抱負を披露した。

 現存する日本最古の芝居小屋の金丸座について白鸚は「俳優が魂を吹き込むもの」。幸四郎は「雨の音を聞きながら芝居をしたのは初めて。そういう空気感も楽しんでいただければ」と話した。

 また、10日に米アカデミー賞で「アナと雪の女王2」の劇中歌を披露した二女・松たか子(42)については「いい仕事をしてくれました」(白鸚)、「(妹は)すごい人だな」(幸四郎)とそれぞれ感想をもらした。