昨年12月18日に全国のアミューズメント施設で稼働を開始した「ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー」は、全国のプレイイヤーと20人同時対戦(ペア対戦では2人1組の計10組)で最期の一人(1組)になるまで戦うサバイバルアクションゲームとなっている。2月7日~8日に開催されたバンダイナムコエンターテインメントのブースではこのゲームの試遊ができたので、本作の稼働後の今更感はあるがプレイした感触をお伝えしたい。
最初に言っておきたいこととして、僕は恥ずかしながら「ジョジョの奇妙な冒険」はパート3の「スターダストクルセイダーズ」止まり、最近のアニメを軽く観ている程度なので、キャラクター毎の細かい描写がどこまで再現されているかはわかっていない。そのため今回のインプレッションでは、あくまで多人数のサバイバルアクションゲームとしてどのように作り込まれているかをという感想に止まるところにご留意願いたい。
ゲームの感触はPUBGを殴り合いにしたような作品ゲーム開始までの流れを簡単にさらうと、ソロ戦か、ペア戦かを選択したあとにキャラクター選択画面で使用キャラを選択。今回はパート3の主人公「空条承太郎」を選択。マッチング画面が終了したら、マップ画面に“チップ”をおいてゲーム開始時のスタート地点を指定する。これはPUBGなどのサバイバルゲームで言うところのパラシュート降下にあたると思っていただければいい。全ての行程が終了したらゲーム開始。
このゲームの最終目的は単に自分が最後まで生き残れば良いというだけに尽きるのだが、逃げ得でゲームを制するのは中々に難しいと感じた。
このゲームでは敵である相手プレイヤーを撃破すると、倒した場所にチップが出現する。このチップを集めるとプレイキャラクターのレベルがこのゲーム内で上がり、使用スキルの数が増え、既定値まで上げるとゲーム内で1度しか使えない強力な「アルティメットスキル」が開放できる。今回使用している空条承太郎のアルティメットスキルは「スタープラチナ・ザ・ワールド」で、これを使うと数秒間時間を止めることができる。
ゲーム内で一度しか使えないとはいえ確実に勝利を収めたいと思うなら、積極的に相手プレイヤーの撃破を試みてチップを集めなければならない。もし直接の戦いを避けたいならこのゲームは基本的に近接戦闘が主になるので、近くで戦いが展開されていたらこっそり近づいて漁夫の利を狙うと良いだろう。ざっくりとこのゲームの操作方法を紹介すると本作のコントローたらはPSやXbox系のようなコントローラーの形状となっており、PS4基準の配置で説明すると、△ボタンが地図の確認、○ボタンがしゃがみ、□ボタンがアイテム取得とドアの開閉、☓ボタンがジャンプ、R1ボタンがスキル、R2ボタンが攻撃、L1ボタンでアルティメットスキルの開放、L2ボタンでスタンドを発生させてキャラクターごとの効果を得る。というPUBGのようなバトルロワイヤルゲームを遊んでいる人にはとっつきやすいデザインとなっている。
一点ユニークなポイントを上げると右スティックはカメラの役割を果たしているが、押し込むと決めポーズ(ジョジョ立ち)を決める画面を出すことができる。決めポーズは最大4つまでセットすることができるので、印象的なポーズをセットして相手を挑発することもできる。とここまでが基本的な操作で、いよいよ実戦体験の話をしよう 。 先程からPUBGを例に上げて紹介しているが、本作はまさにPUBGをアクションゲーム化した作品となっている 。 プレイが進行すると戦闘エリアが徐々に縮小され、エリア外(本作では再起不能エリアという)に立っているとダメージを受けてしまうところも同じ 。 ただ、違いを上げるならこのゲームはアクションゲーム故にアイテムが3種類と多くないのでアイテム回収という概念が薄く、すぐにでも戦闘状態に入りやすいところだろうか 。 プレイを開始してから建物等に入ると回復アイテムやプレイキャラの代わりにダメージを吸収するシールド、取得時から数秒間壁の向こう側を投資するイカサマカード「透視」が落ちており、これらを積極的に拾っていってゲームを有利に進めていく 。 ペアバトルで仲間が倒れてしまった場合には指定時間内に蘇生することも可能 。
ジョジョの世界で楽しむ近接バトロワ『ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバー』JAEPO2020プレイレポ
引用元:IGN JAPAN